本日3月16日はBBO研究会大阪支部の勉強会でした。
「呼吸と頭蓋骨の動き」と
「BBOの考える噛み切らない噛み合わせの採り方」の内容でした。
BBO研究会では噛み合わせ治療で身体のバランスを正すことを考えていますので、
必然的に頭頚部のことを勉強しないといけません。
今回は理学療法士の先生もご参加いただきました。
20名以上の参加者で、盛況のうちに終了しました。
昭和50年からはじまったBBO研究会噛み合わせセミナーも来年で40年です。
BBO研究会の噛み合わせ理論は第一、第二頸椎が噛み合わせの中心としています。
この理論を基に噛み合わせはどうあるべきかを考えていきます。
また、噛み切らない咬合採得を利用して顎位の安定を図っていきます。
これらの基本は今も変わりません。
セミナーではBBO噛み合わせ理論に基づき、
噛み合わせと全身の関係、
それが崩れた時の頭位の変化、頚椎・脊椎・腰椎の変化、全身への影響、
これら症状に対する咬合調整法、スプリント治療法などを解説します。
このBBO噛み合わせセミナーは歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士対象です。
上記以外の医療関係の方のご参加希望の場合ご相談ください。
昨日2月16日は久しぶりにBBO研究会本部の勉強会を開催しました。
雪の影響で予定参加者は半分になってしましました。
写真は姿勢の診方や 顎関節のマニプレーションのやり方の実習の風景。
顎関節マニプレーションとは簡単に説明すると、
顎の整体を行い、
詰まったりしている顎の関節を改善して、
顎の位置を正したり、
動きやすくすることです。
「BBO療法の実践」 山村 憲仁(山村歯科クリニック 大阪府高槻市) について BBOというと
「咬合と体の関係」、「病気が治る」 という視点で
とらえられることが多いかもしれないが、
日常臨床における基本的な治療での活用について、
山村先生の症例はとても勉強になった。
BBOテーブル、咬合器の素晴らしいところは、
成人はもちろん小児でも義歯でも計測、診断ができることである。
ユニット上で、口腔内の咬合状態を見てもわからない問題点が、
咬合器上で模型を精査することで見えてくることが多い。
患者さんもそれを見て説明することで納得してくれる。
実際に咬合器に模型をマウントしてみると、
口腔内ではまっすぐに見えた咬合平面が
予想以上に左右差、前後差があったり、
しっかり嚙みあっているように見えた咬合が 臼歯部は全く噛んでいなかったりという症例は多い。
口腔内で見た状態とは異なり、
患者さんの訴えと一致することが多々あり驚くこともある。
「痛みの原因が分からない」など困った時に 咬合器で精査すると何かしらの答えが見えてくる。
BBO平面という基準に咬合平面を近づけることで 咬合状態は改善され、
結果的に身体にも影響が表れ患者さんも満足してくれる。
私はBBO平面という基準があるおかげで、 どのような症例にも安心して取り組むことができている。
今後もBBOテーブル、BBO咬合器を利用し、
歯に対しても、 身体に対しても より良い咬合再構成ができるように 取り組みたいと改めて思った。
藤田恭子(あおば歯科院長 千葉県松戸市)
11月17日に最終日だったBBO入門セミナー わかりやすい姿勢の比較写真です。
この女性歯科医師は、 噛み合わせ治療を以前から受けていました。
(お父様がBBO研究会に長く所属されていて、
噛み合わせ治療に長年携わっています。)
BBO入門セミナーの 実習ということで、
噛み合わせを改善する スプリントという歯にはめる装置を作製ました。
噛み合わせとは、
一日だけでは成り立ちません。
一回の治療では完了しません。
少しずつ完成していくものです。
写真の受講生も以前から、
噛み合わせを改善していますが、
写真を見比べると治療1ヶ月後のほうが、
バランスがとれていて、
スッと伸びて姿勢が良くなっているように見えると思います。
11月23日に大阪大学で臨床ゲノム学会が開催されました。
BBO研究会大阪支部の西村先生が、
噛み合わせ・咬合治療の効果をゲノム検査で判定するとの講演をされました。
この臨床ゲノム学会には医師の方も多数参加されていました。
医科と歯科が連携してより良く皆様の健康に寄与したいと痛感しました。
臨床ゲノム学会の会場だった大阪大学に向う道すがら、紅葉が綺麗でした。
思いの外、良い写真では?
11月17日がBBO入門セミナー最終日でした。
受講生の方で、特に改善が目立った姿勢の比較写真を、
前回に続きご紹介します。
治療前の写真では顔を前に突き出すように見えると思います。
こんな首の状態を
ストレートネック、
クレーンネック、
首猫背などと呼ぶ人もいます。
治療後の写真では顎先が少し上に挙がっていると思います。
1ヶ月後の写真では、
頭位が治療前よりも体の重心線上に近づき、
治療後の写真のように、
顎先が上がり過ぎていないように見えると思います。
簡単にいうと
噛み合わせのバランス良くなり安定したので、
前に突き出して支えていた頭の位置が改善したということです。
治療前の写真をぱっと見て、
首の正常なカーブ乱れていて、
以前は真上を向きにくかったのではと思います。
1ヶ月後の写真をみると、
その首のカーブも改善されていると見られます。