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5歳男の子 ガタガタしていた下の前歯を「拡大床」と「T4Kトレーナー」を併用してきれいな歯並びに改善した症例|朝霞市の歯医者ならエスペレ歯科・ホープデンタルクリニック

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5歳男の子 ガタガタしていた下の前歯を「拡大床」と「T4Kトレーナー」を併用してきれいな歯並びに改善した症例 [2024年04月08日]

治療前


治療後



ご相談内容

「上はきれいだけど、下の前歯の歯並びがガタガタなので気になる。見た目をきれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上の歯並びは問題ありませんでしたが通常の幅よりも狭く、上の歯列の幅に合わせようとしたことで下の歯列の幅が狭くなり、下の前歯6本(右乳犬歯/C~左乳犬歯)は歯が生えるスペースが足りず「叢生(そうせい)」と呼ばれるガタガタした歯並びでした。

すべての歯が乳歯である時点で叢生が見られる場合、あとから生える永久歯は乳歯よりも歯のサイズが大きいため、叢生がさらに悪化すると考えられます。

叢生のままだと歯ブラシが当たりづらく汚れをしっかり除去することが難しいため、歯ぐきが腫れる「歯肉炎」や虫歯になるリスクが高まる可能性があるため、歯が適切な位置に並ぶためのスペースを作る矯正治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯列の幅を外側に広げることができる取り外し式の装置「拡大床」で、歯が適切な位置に並ぶようスペースを確保し歯並びを整える治療を提案しました。ただし上の歯並びはきれいに整いますが、上の歯列の幅が大きくならなければ下の歯列も広げることができないため、上下ともに拡大床で歯列の幅を広げる必要があると説明した上で、同意いただきました。

まず患者様と親御様には、治療を円滑に進めるためできるだけ長く装着いただくこと、装置のネジ回しによる定期的な調整をお願いしています。

拡大床で上下ともに歯列の幅が広がり歯が適切な位置に並ぶためのスペースが確保できたことを確認したあと、マウスピース型の矯正装置「T4Kトレーナー」に移行しました。
T4Kトレーナーは歯自体を動かすのではなく、唇や舌など口周りの筋肉を正しく動かせるよう訓練することで歯並びを改善する装置です。
日中1~2時間と就寝時に毎日装着いただくことで、スペースが閉じないようにしています。

その後、下の歯が永久歯に生え替わっていく際、確保したスペースに歯が正しく並びました。

治療期間の目安 5年
おおよその費用 約350,000円
術後の経過・現在の様子

きれいな歯並びになり、噛み合わせも問題ありません。
患者様には「見た目がきれいになってうれしい」と大変お喜びいただきました。

現在は、定期的にご通院いただき経過を観察しています。

治療リスク

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります

10歳女の子 抜けずに残っている乳歯を抜歯して永久歯が正しく生え替わるよう促した症例 [2024年04月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「子供の歯が抜けずに、横から大人の歯が生えてきている」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左下の永久歯(第2小臼歯/5番)は生え始めていましたが、生え替わる予定の乳歯(第2乳臼歯/E)が抜けずに残っている「乳歯晩期残存」が認められました。

乳歯をこのまま放置すると永久歯が正常な位置に生えることができず、将来的に歯並びや噛み合わせが悪くなる可能性があるため、治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

永久歯が正常に生えるスペースを確保するため、この場で乳歯を抜くことを提案しました。
乳歯はまだ抜ける気配はありませんでしたが、自然に抜けるのを待つよりも積極的に取り除いたほうが歯並びや噛み合わせへの影響が少ないことを説明し、同意いただきました。

まず局所麻酔を行ったあと、痛みを感じないことを確認してから乳歯を慎重に取り除きます。
患者様に安心していただけるよう声をかけながら丁寧かつ迅速に処置を行ったあと、抜歯後の傷をしっかりと止血して、治療を終了しました。

治療期間の目安 1日
おおよその費用 保険診療内
術後の経過・現在の様子

抜歯部位の痛みや違和感もなく、傷の治りも良好です。
患者様には「最初は怖かったけど、すぐ抜けたから大丈夫だった」とお喜びいただきました。

現在は定期的にご通院いただき、生え替わりの永久歯が適切な位置に並ぶよう経過を観察しています。

治療リスク

・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

クリニックより

乳歯が抜けた箇所に永久歯が生えてくるため、乳歯が抜けずに永久歯が出てくると歯並びの乱れの原因になります。
歯の生え替わりなどお子様の歯並びについてお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

9歳女の子 ガタガタに生えている前歯と噛み合わせを「拡大床」できれいな歯並びに整えた症例 [2024年03月11日]

治療前

治療後


ご相談内容

「上下の前歯がガタガタしていて気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上左右の前歯2本(中切歯/1番)と下左右の前歯2本(側切歯/2番)はあごの発達が不十分だったことが原因で永久歯の生えるスペースが足りず、ガタガタした歯並びの「叢生(そうせい)」であることが確認できました。

また、下の前歯のスペース不足に目がいきがちですが、上下右の奥歯4本(第1乳臼歯/D、第2乳臼歯/E)は下の歯が上の歯に比べ外側にある「逆被蓋(ぎゃくひがい)」で噛み合わせが反対になっており、これから生えてくる歯を含め上左右の前歯6本(中切歯、側切歯、犬歯/3番)もスペースが足りず、今後、歯並びが悪くなる可能性もあります。

このままの状態を放置すると、歯並びがコンプレックスになるだけでなく、食べ物をしっかり噛めない「咀嚼障害(そしゃくしょうがい)」や肩こりなどの原因となることもあるため、矯正治療が必要であると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯を適正な位置に並べるスペースを確保するため、取り外し式の矯正装置「拡大床(かくだいしょう)」で歯を外側に広げ、抜歯をせず歯がきれいに並ぶスペースを作り、歯並びを整える治療を提案しました。

拡大床は、患者様の生活スタイルに合わせて取り外しや調整が可能ではあるものの、装着する時間が短いと計画通りに治療が進まないこともあるので注意が必要です。

患者様には上下同時に拡大床を装着していただき、歯並びを整えながら「反対咬合(はんたいこうごう)」も改善する治療を行いました。

治療期間の目安 4年
おおよその費用 約400,000円
術後の経過・現在の様子

ガタガタに生えていた前歯が正しい位置に並び、大変美しい口元になりました。
患者様には「歯並びがきれいに整って、口元に自信が持てるようになった」と大変お喜びいただいています。

現在もメインテナンスのため定期的に通院いただき、経過を観察しています。

治療リスク

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・正しいブラッシングやメインテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

9歳女の子 デコボコした叢生の歯並びを拡大床で改善した症例 [2024年03月07日]

治療前

治療後


ご相談内容

「歯並びが悪く、特に下の前歯のガタガタが気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下左右の前歯4本(中切歯/1番、側切歯/2番)の歯並びがデコボコに生えている「叢生(そうせい)」が認められ、さらに詳しく検査したところ、上下ともに歯と顎の大きさが一致しないことにより永久歯がきれいに並ぶためのスペースが不足していることがわかりました。

このままの状態を放置すると、歯ブラシがうまく当てられず虫歯や歯周病を招くリスクがあります。
また、歯並びが悪いと噛む力が低下したり顎関節症を引き起こしたりする可能性もあるため、矯正治療が必要であると診断しました。

行ったご提案・治療内容

抜歯せずに歯が適正な位置に並ぶスペースを確保するため、上顎や下顎の歯を外側に移動させて歯並びの幅を広げることができる取り外し式の装置「拡大床」を使用した治療を提案しました。
生活スタイルに合わせて患者様自身で取り外したり調整したりすることも可能な反面、装着する時間が短くなると計画通りに治療が進まないことがあるので注意しなければなりません。

また、上顎が大きくならないと下顎も広がることができないため、最初に上顎の拡大を行いましたが、下顎の成長が追い付かずスペースが足りない状態だったことから、下顎も拡大床を装着して改善していきました。

治療期間の目安 3年
おおよその費用 約300,000円
術後の経過・現在の様子

ガタガタした歯並びを改善したことで奥に生えていた下の前歯がまっすぐ正しい位置に並び、美しい口元になりました。

患者様は「治療前が気にならないくらいきれいになり、とても満足している」と大変喜んでいらっしゃいました。
現在も定期的なメンテナンスでご来院いただき、経過を観察しています。

治療リスク

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります

20代男性 コーヒーによる頑固な着色を保険診療のクリーニングで改善した症例 [2024年03月05日]

治療前

治療後


ご相談内容

「前歯が汚れている」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上下の前歯数本に着色が見られ、お口を開けたときに汚れが目立っていました。
着色の多くは、飲食物由来の色素が歯に付着した「ステイン」です。

日頃の食生活について患者様にお伺いしたところ、「週の半分はテレワークをしており、常にコーヒーなどが手元にある」とお話しいただきました。
コーヒーには着色の原因となる色素が豊富に含まれており、摂取回数が増えるとステインもどんどん蓄積していきます。

ステインはご自身の歯磨きだけでは落とすことが難しいため、歯科医院でのクリーニングが必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果を踏まえ、保険診療内のクリーニングで着色を除去できることをお伝えしたところ、同意いただきました。

最初に、超音波を利用した機器や専用の器具で、頑固な着色を丁寧に取り除きました。
着色除去後は、器具の刺激によって歯の表面に細かい傷が生じます。これらの傷は肉眼では確認できませんが、そのままにすると新たな着色が生じやすくなるため、歯の表面をブラシで磨き上げる「ポリッシング」を行い、滑らかで着色しにくい歯に仕上げました。

また、日常生活の中でできるだけステインの付着を防げるよう、効果的な歯の磨き方や着色が起こりやすい部分について丁寧に説明しています。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
術後の経過・現在の様子

歯が本来の白さを取り戻し、明るく美しい口元になりました。
患者様にも「歯が綺麗になりとてもスッキリした。舌で触った感じも滑らかで気持ちがいい」と大変ご満足いただきました。

美しく清潔な状態を長く保つために、現在も定期的にご通院いただいています。

治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯、着色が生じる可能性があります

70代男性 グラグラしている歯を抜きインプラントでしっかり噛めるようにした症例 [2024年02月24日]

治療前

治療後


ご相談内容

「上の前歯がグラグラしていて抜けそう」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上左右の前歯4本(中切歯/1番、側切歯/2番)が動揺しており、しっかり噛めていませんでした。
歯を支えている「歯槽骨」が溶ける「歯槽骨吸収」も見られたため、細菌によって歯ぐきに炎症が起こり骨が溶けてしまう重度の「歯周病」の影響で歯がグラグラしていると診断しました。

前歯は保存するのが難しい状態で、揺れているままではしっかり噛めないだけでなく、食べ物を十分噛み砕くことができないため胃腸に負担がかかる可能性もあります。
そのため、前歯4本を抜いてから欠損部分を補う治療を行って、しっかり噛めるようにする必要があることをお伝えしました。

行ったご提案・治療内容

上左右の前歯4本を抜歯する必要性をご理解いただけたため、抜歯後に歯を補う方法として、部分入れ歯と、あごの骨の中に人工歯根を埋める「インプラント」を提案しました。
今回の患者様の場合、欠損歯が多く歯槽骨吸収も認められたので、安定した土台歯が必要な「ブリッジ」での修復は難しいこともお伝えしました。

患者様は「取外しの手間がなく自身の歯のように噛めるようになりたい」との理由から、インプラントを選択されました。
前歯は特に審美性が求められるため、インプラントを入れることで見た目も自然な仕上がりが期待できます。

ただし歯槽骨吸収の影響であごの骨が少なかったため、しっかりインプラントを埋め込むために人工骨などの骨補填材を使用して骨の量や厚みを増やす「造骨」を行う必要があることを説明し、了承いただきました。

抜歯後、歯ぐきの傷がきちんと治ったのを確認してから造骨処置と並行してインプラントを埋入しました。
インプラントがあごの骨や周辺の組織としっかり結合するまでは数ヶ月ほどかかるため、見た目を回復させる、食事をとりやすくする、患部を保護するために、最終的な被せ物をする前に仮歯を装着しています。

治療期間の目安 半年
おおよその費用 約1,000,000円
術後の経過・現在の様子

現在はまだ仮歯を装着されていますが、インプラントを埋め込んだ部分が痛んだり腫れたりすることもなく経過は順調です。

患者様にも「前歯に仮歯が入ったことで噛めるようになった。日常生活で不便に感じることがほとんどなく快適に過ごせている」と大変喜んでいただいています。

今後はインプラントがしっかり定着したのを確認してから、最終的な被せ物を作製する予定です。

治療リスク

・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です

60代男性 揺れて痛みがある奥歯を「ノンクラスプデンチャー」で噛めるように改善した症例 [2024年02月24日]

治療前

治療後

ご相談内容

「奥歯が揺れてしっかり噛めず、痛みもある」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上奥歯3本(第1小臼歯/4番、第2小臼歯/5番、第2大臼歯/7番)を土台とし、欠損している第1大臼歯(6番)を補うためのブリッジが入っていました。第2大臼歯は虫歯のため歯が脆くなっており、土台としての機能が低下し、第1小臼歯と第2小臼歯は歯周病のため歯が揺れていました。

歯に痛みや揺れがあると食べ物をしっかり噛み砕いたり、すり潰したりして飲み込むことができないため消化に時間がかかり、消化不良を起こし胃腸への負担が大きくなる可能性があります。そのため噛む機能を回復させる治療が必要でした。

患者様は「できるだけ抜歯はせず、しっかり噛めるようにしてほしい」とご希望されました。

行ったご提案・治療内容

奥歯で噛めるようにするには、第2大臼歯を抜歯して奥歯2本(第1大臼歯、第2大臼歯)に人工の歯根「インプラント」を埋める方法がありますが、抜歯やインプラントは考えていないとのことで、歯を保存できる入れ歯治療を提案しました。
「金属のばねの入れ歯は避けたい」とご希望されたため、金具のない「ノンクラスプデンチャー」をおすすめし、同意いただきました。

まず、第2大臼歯の虫歯を取り除きます。脆くなっていた奥歯を「根面板」で治療することで抜歯を回避しました。
根面板とは、歯根を残したまま欠損した部分を歯科用プラスチックと金属で補強する治療法です。この方法であれば歯質を保護できるため、再度虫歯になったり歯根が破折したりするリスクを下げることができます。

ぐらぐらと揺れていた第1小臼歯と第2小臼歯は歯石の除去やクリーニングを行い、歯周病の症状を改善しました。

すべての歯の処置が終了した後にノンクラスプデンチャーを作製、装着しました。

治療期間の目安 2ヶ月
治療回数の目安 5回
おおよその費用 約140,000円
術後の経過・現在の様子

歯の痛みや揺れもなく、奥歯でしっかり噛めるようになりました。
患者様にも「歯を残すことができてうれしい。見た目も自然な入れ歯を選んでよかった」と大変お喜びいただきました。

現在も定期的なメンテナンスにご来院いただいています。

治療リスク

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

クリニックより

保存が難しい歯もありますが、当院では可能な限り歯を残す治療を心掛けています。なるべく歯を抜かずに治療したいといったご希望があれば、ぜひ当院にご相談ください。

12歳女の子 残っていた乳歯を抜いて永久歯が正しい位置に並ぶスペースを確保した症例 [2024年02月20日]

治療前

治療後

ご相談内容

「乳歯がなかなか抜けない。同じ場所に永久歯も生えてきてしまった」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の永久歯(第2小臼歯/5番)が生え始めていましたが乳歯(第2乳臼歯/E)も残っており、生え変わりの時期を過ぎても乳歯が抜けない「晩期残存」が認められました。

この状態を放置すると、乳歯が邪魔をして永久歯が正常な位置に生えることが難しいため、将来的に歯並びが悪くなる可能性がありました。

残っていた乳歯はまだ自然に抜ける状態ではなかったことから、放置するリスクと歯科医院で抜歯する必要があることをお伝えしました。

行ったご提案・治療内容

すでに生えてきている永久歯が正常な位置に並ぶよう、乳歯を抜いてスペースを確保することを提案し、同意いただきました。

一般的に乳歯の抜歯は5~10分以内で終了することがほとんどですが、患者様が極度の緊張や恐怖を感じるなど精神的な負担がかなり大きいと言えます。

今回の患者様もまだ12歳と低年齢だったため、施術時に怖い思いをしたり嫌がったりしないように、抜歯の際には丁寧かつ迅速に処置を行いました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
術後の経過・現在の様子

乳歯がなくなって永久歯がしっかり見えるようになり、正しい位置に生えるためのスペースも確保できました。
患者様にも「自分で乳歯を抜くことができなかったので、永久歯の歯並びに影響する前に抜いてもらえて良かった」と大変ご満足いただきました。

今後も定期的な検診で来院いただき、永久歯の生え変わりの経過を観察していく予定です。

治療リスク

・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

クリニックより

乳歯が抜けずに永久歯が出てきた場合、永久歯が収まるスペースを確保するために乳歯の抜歯が必要になります。
当院にお気軽にご相談ください。

60代女性 前歯の着色汚れや歯石をクリーニングで綺麗にした症例 [2024年02月13日]

治療前

治療後

ご相談内容

「前歯が汚いので綺麗にしたい。ここ数年、歯科医院でクリーニングを受けていない」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯を中心に歯の表面や歯と歯の間に着色汚れ「ステイン」がかなり濃く付いており、歯ぐきとの境目には細菌の塊である「歯垢」や歯垢が石灰化した「歯石」も多く見られ、口元が不衛生な印象でした。

さらに右下の糸切り歯(犬歯/3番)に装着されていた詰め物は経年劣化により変形しており、歯と詰め物のすき間にも汚れが付着していました。

歯石など汚れが付着して歯の表面がザラザラしていると、ステインが沈着しやすくなります。
この状態を放置し続けると汚れやステインがどんどん蓄積していくため、ますます見た目が悪くなるだけでなく、歯科医院でのクリーニングに時間がかかったり痛みを感じやすくなったりします。

また、歯肉に炎症が起こる「歯肉炎」や、歯を支えている骨が溶かされてしまう「歯周病」になるリスクも高まります。

行ったご提案・治療内容

ステインや歯石を取り除くために、保険診療内のクリーニングを提案し、同意いただきました。
歯科医院で行うクリーニングは、ご自宅での歯磨きでは落としきれない汚れをしっかり落とすことができます。

まずスケーラーという器具を使って汚れを取り除く「スケーリング」を行い、歯石とステインを丁寧に落としました。
その後、歯の表面を磨き上げる「ポリッシング」で、ざらつきを取って滑らかに仕上げていきます。

歯の表面をツルツルにすることでステインや歯石が再び付着するのを防ぎ、清潔な状態をキープできるため虫歯や歯周病の予防にもつながります。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
術後の経過・現在の様子

ステインや歯石がきれいに取れて白い歯に戻ったことで、清潔感がある明るい印象の口元になりました。
患者様にも「綺麗になって嬉しい」と大変お喜びいただいています。

清潔で白い歯を保つために、現在も定期的なメンテナンスで来院いただいています。

治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

クリニックより

数年間クリーニングを受けていない場合、汚れの付着状況によって多少異なりますが、治療時間や治療回数が増えることがあります。
担当の歯科衛生士が丁寧にカウンセリングをしてから、お口の状態に合った施術を行いますので、お気軽にご相談ください。

14歳男の子 乳歯が抜けずに永久歯が生えてきたため、乳歯を抜いて永久歯のスペースを確保した症例 [2024年02月13日]

治療前

治療後

ご相談内容

「乳歯が抜けないまま、永久歯がしっかり生えてきてしまった」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の乳歯(第2乳臼歯/E)が抜けておらず、生え替わりの永久歯(第2小臼歯/5番)の頭がすでに出てきていました。

個人差はあるものの、この部位の乳歯は通常11歳頃に抜けて永久歯に生え替わります。
患者様のように、乳歯が抜ける時期を過ぎても抜けずに口腔内に残っていることを「乳歯晩期残存」といい、このまま放置すると将来的に歯並びが悪くなる可能性がありました。

行ったご提案・治療内容

残っている乳歯が邪魔をして永久歯が生えるスペースが窮屈になっているため、乳歯を抜く必要があります。
抜歯後は永久歯が正しい位置に並び、適切な歯並びや噛み合わせに導けることをお伝えし、同意いただきました。

抜歯は局所麻酔を使用して痛みを取り除きながら行います。患者様に安心していただけるよう声をかけながら、丁寧かつ迅速に処置を進めました。
抜歯後は傷口を適切に止血して終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
術後の経過・現在の様子

抜歯後の痛みや不快感もなく、傷の治りも良好です。
患者様には「抜歯する勇気がなくて放置していたが、抜歯してすっきりした。思いきって受診してよかった」と大変お喜びいただきました。

現在は、生え替わりの永久歯が適切な位置に並ぶよう、経過を観察しています。

治療リスク

・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します

クリニックより

乳歯が抜けずに永久歯が生えてきた場合、将来的な歯並びや噛み合わせに影響を与える可能性があります。
永久歯が収まるスペースを確保して正しい歯並びを構築するために、早期に乳歯を抜くことをおすすめしています。