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4歳男の子 口周りの筋肉バランスを整えるT4Kトレーナーで噛み合わせを改善した症例|朝霞市の歯医者ならエスペレ歯科・ホープデンタルクリニック

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4歳男の子 口周りの筋肉バランスを整えるT4Kトレーナーで噛み合わせを改善した症例 [2025年07月07日]

治療前

治療後

ご相談内容

「姉も矯正をしていたが、弟も歯並びが気になるようになった。噛むと下前歯が見えなくなってしまうので、診てほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、噛み合わせた際に上の歯が下の歯に深く覆いかぶさり、下の前歯がほとんど見えなくなる過蓋咬合(かがいこうごう)の状態でした。

この噛み合わせは、将来的に虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、顎関節への負担、成長期における顔貌の歪み、発音への影響など、さまざまな問題につながるおそれがあります。

このまま放置すると将来的に口腔内の健康に影響を与えるため、早期に歯列矯正を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様はまだ4歳であるため、歯を動かす本格的な矯正治療ではなく、成長を利用し、顎の正しい発育を促して将来の歯並びを整えることを目的とした装置である、T4Kトレーナーでの治療を提案しました。
T4Kトレーナーはお口周りの筋肉のバランスを整え、正しい舌の位置を習得させることで、歯が本来あるべき位置に生え揃うようサポートする装置です。

T4Kトレーナーのメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット:顎の適切な成長を促し、将来的に抜歯をせずに矯正治療ができる可能性を高めながら、歯並びに悪影響を与える指しゃぶりや舌の癖といった口腔習癖(こうくうしゅうへき)の改善にもつながる

デメリット:T4Kトレーナーによる効果を十分に得るためには、患者様ご自身で装着を継続する必要がある。すでに歯並びの乱れが重度であったり、顎の骨格に大きなずれがあったりする場合は、T4Kトレーナー単独での改善は難しいことがある

装置は基本的に日中の活動時間に1時間と、就寝時に継続して装着していただきますが、お口の状態や生活習慣は患者様によって異なるため、当院では患者様に合った装着時間を提案しています。

今回は、年齢的に装置をきちんと使用できるかどうかの懸念がありましたが、ご家族の「少しでもいい状態にしたい」というお気持ちと治療への前向きな姿勢を拝見し、しっかり相談したうえで、T4Kトレーナーによる治療に同意いただきました。

まずは装置の適合状態を確認し、ご自宅での装着方法やケア方法について丁寧にお伝えし、使用を継続していただきます。

その後は定期的に来院いただき、問題なく装置を装着できているかの確認や口腔内の変化、お子様の成長に合わせて都度適切な調整を行いました。
最終的に、歯並びが適切な状態に改善したことを確認し、治療を終了しています。

治療期間の目安 6ヶ月
おおよその費用 約150,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

70代男性 根元が割れて痛みがある奥歯を抜いてインプラントで修復した症例 [2025年07月07日]

治療前

治療中

治療後

ご相談内容

「左下の奥歯に強い痛みがある。以前からブリッジのグラつきも感じる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左下には奥歯(第2大臼歯)の欠損を補うために手前の歯を連結して作られた延長ブリッジが装着されていました。

痛みの原因を詳しく確認するためレントゲン撮影すると、延長ブリッジの土台となっている奥歯(第1大臼歯)が根元から割れていることが判明しました。
欠損部(第2大臼歯)にかかる過度な噛み合わせの力が土台となっている第1大臼歯に集中し、長年の使用で少しずつダメージが蓄積して割れてしまったと考えられます。

このまま放置すると、割れた部分から細菌感染が広がり、周囲の歯ぐきや顎の骨に炎症を起こす恐れがあります。また、歯がない状態が続くと噛み合わせのバランスが崩れ、他の健康な歯や顎の関節にも悪影響を及ぼす可能性がありました。

以上のことから、早急に割れた歯を抜歯し、その部分を補う治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様には抜歯が必要であることを説明したうえで、インプラント治療で歯を補う計画を提案し、同意いただきました。

インプラント治療は、失われた歯の顎の骨にインプラント体(人工の歯根)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。
インプラント治療のメリットは、ご自身の歯のようにしっかりと噛むことができ、見た目も自然で美しいことです。また、周囲の健康な歯を削る必要がないため、他の歯に負担をかけずに治療を進めることができます。一方で、外科手術が必要であること、治療期間が比較的長くかかること、費用が高くなることなどがデメリットです。

患者様は以前、他院で右下奥歯のインプラント治療を受けており、その経験から今回もインプラント治療を選択されました。
特に見た目の美しさを重視されており、上部構造(インプラントの上に被せる人工の歯)には、天然の歯に近い透明感と強度を持つジルコニアをご希望です。

まず、装着されていた延長ブリッジを慎重に撤去し、その後、割れてしまった左下奥歯を抜歯します。
抜歯後は、傷口がしっかりと治りインプラントを埋め込むための骨の状態が整うまでしばらく期間を置きました。その間は患者様に仮歯を装着していただき、日常生活に支障がないように配慮しています。

骨の状態が安定したところで、痛みを感じないよう丁寧に局所麻酔を行い、細心の注意を払いながらインプラント体を顎の骨に埋め込む手術を行いました。手術後はインプラント体が骨としっかりと結合するまで、数ヶ月間の治癒期間を設けました。この期間は、インプラント治療を成功させるために非常に重要です。

インプラント体が骨と完全に結合したことを確認して、その上にアバットメント(インプラント体と人工の歯を連結する部品)を装着します。次に患者様のお口に合わせて精密に型取りを行い、ジルコニア製の人工の歯を作製しました。

完成した人工の歯は、色や形、噛み合わせのバランスを細かく調整しながら慎重にインプラント体の上に装着し、治療を終了しています。

治療期間の目安 約半年
おおよその費用 約900,000円
治療リスク

・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります

9歳女の子 左前歯のクロスバイトをマウスピース型矯正装置T4Kトレーナーを使用して改善した症例 [2025年07月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「左右で歯並びが違っていて気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上前歯に対して下前歯が前方で噛み合う「クロスバイト」が見られました。
この状態を放置すると、見た目に悪影響が出るだけでなく、歯ブラシが十分に当たらず虫歯や歯周病のリスクが高まったり、噛み合わせの悪さから将来的に歯や顎に痛みが出たりするおそれがあります。

以上のことから、歯並びや噛み合わせを改善するために矯正治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯列の幅を外側に広げることができる取り外し式の拡大装置を使用し、歯が適切な位置に並ぶスペースを確保して歯並びを整える治療方法をお伝えしましたが、違う方法をご希望されたため、口周りの筋肉バランスを整えるトレーナー治療を提案しました。

トレーナー治療に使用するマウスピース型の矯正装置「T4Kトレーナー」は歯自体を動かすのではなく、舌の癖や口呼吸など歯並びの悪化に影響を与える習慣を取り除き、唇や頬の筋肉の機能を改善することを目的としており、成長期の子どもの歯列矯正に適しています。

トレーナー治療により口周りの機能が改善されると、顎の発達が促され、永久歯が適切な位置に生えるためのスペースが確保しやすくなります。

治療の際は、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置を1日に一定時間以上装着する必要がありますが、装着時に痛みが出にくいため患者様の負担は少ないことをお伝えしたところ、同意いただきました。

まずT4Kトレーナーを患者様にお渡しし、トレーナー治療の効果をしっかりと発揮するために就寝時には必ず装着していただくようお伝えして治療を進めました。

すべての歯が永久歯に生えかわるまでT4Kトレーナーの使用を継続していただき、前歯の歯並びや噛み合わせが改善したことを確認し、治療を終了しています。

治療期間の目安 5年
おおよその費用 約300,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

7歳女の子 乱れた歯並びを子どもの歯列矯正に適したマウスピース型の矯正装置T4Kトレーナーで改善した症例 [2025年07月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「歯並びが気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上下前歯は乳歯から永久歯への生えかわりが始まっていましたが、永久歯が適切な位置に並ぶためのスペースが不足してデコボコに生えている状態でした。

このままだと、今後永久歯への生えかわりが進んでいくにつれ、歯並びの乱れがさらに目立つようになったり噛み合わせに悪影響が出たりするおそれがあります。
以上のことから、患者様の成長に合わせた矯正治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

永久歯への生えかわりに合わせて行う矯正方法として、口周りの筋肉バランスを整えるT4Kトレーナー治療を提案しました。

T4Kトレーナー治療は、舌の癖や口呼吸など歯並びに悪影響を与える習慣を取り除き、唇や頬の筋肉の機能改善を目的とした、成長期の子どもの歯列矯正に適した治療方法です。
口周りの機能が改善されると顎の発達が促され、永久歯が適切な位置に生えるためのスペースが確保しやすくなり、その結果歯並びの改善が期待できます。

ただ、T4Kトレーナーは取り外し可能なマウスピース型の矯正装置なので、1日に一定時間以上装着する必要があり、装着を怠ると想定している効果を得ることが難しくなる点がデメリットです。
また、T4Kトレーナーを正しく装着して治療を進めたとしても、歯並びがすべて改善されるとは限りません。
しかし装着時に痛みが出にくく、患者様の負担が比較的少ないことをお伝えしたところ、治療に同意いただきました。

まずは、T4Kトレーナーを患者様にお渡しします。治療の効果をしっかりと発揮するためにも、就寝時には必ず装着していただくようお伝えし、治療を開始しました。

T4Kトレーナーは、すべての歯が永久歯に生えかわる12歳まで、6年間使用を継続していただきました。
その結果、最終的に歯並びが改善し、永久歯が適切な位置に並んだことを確認できたため、治療を終了しています。

治療期間の目安 6年
おおよその費用 約300,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

8歳男の子 歯の表面に付着していたプラークを歯磨き指導をしながら除去した症例 [2025年07月01日]

治療前

治療後

ご相談内容

「歯の表面がヌルヌルしていて汚い」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、歯の表面にプラークが多く付着していました。

プラークは白色または黄白色の細菌の塊で、舌で触るとザラザラとした感触があります。
このプラークを放置すると、歯の表面が溶けて虫歯になったり歯ぐきの中に侵入し歯周病を引き起こしたりするなど、さまざまな口腔内のトラブルを招くおそれがあります。

また、プラークは粘着性が強く、うがいなどでは除去できないため歯ブラシを使った丁寧な清掃が効果的ですが、患者様は日頃の歯磨きが十分に行えていないと考えられました。

以上のことから、正しい歯磨きの仕方を指導してプラークを落とすことが必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果を丁寧に説明したうえで、患者様と一緒に鏡を見ながら歯ブラシのみでプラークを除去することを提案し、同意いただきました。

まず、プラークが付着しやすい部位や磨きにくい部位を患者様と一緒に確認します。
次にご自宅でもしっかり歯磨きができるよう、歯ブラシの持ち方や当て方、磨く順番などを指導しながら、実際にプラークを除去していきました。

併せて、歯並びやお口の大きさに合った歯ブラシを選ぶと歯磨きがしやすくなることや、デンタルフロスを用いて歯間の汚れを落とすとお口の中の細菌数が減少することなども患者様と親御様に説明し、治療を終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

50歳女性 欠損していた奥歯2本をインプラント治療でしっかりと噛めるよう改善した症例 [2025年05月07日]

治療前

治療中

治療後

ご相談内容

「以前左上の歯を抜いたがそのまま放置していたので、インプラントで治療をしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上奥歯2本が欠損しており、左側で食べ物を噛むのが難しい状態です。

このまま放置すると、欠損部位と噛み合う位置にある左下奥歯に、噛み合うはずの歯がなくなったことで欠損部分に向かって伸びる挺出(ていしゅつ)が生じるおそれがあります。
また、隣り合っている歯が傾いて歯並びが乱れるリスクも高まります。

現在残っている奥歯を守るためにも、噛み合わせを整える治療が必要であると診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様は、人工歯根を顎の骨に埋め込むインプラント治療を希望されていたため、欠損部位である左上奥歯にインプラント治療が行えるかどうかの検査を行いました。
その結果、骨の状態などに問題がなかったため、患者様には希望どおりインプラント治療が可能であることをお伝えしています。

インプラント治療は外科手術が必要なので、治療が終了するまでやや時間がかかりますが、自分の歯のような感覚で噛むことができるうえ、噛み合わせの改善も期待できます。

インプラントに装着する被せ物は、見た目が自然で劣化しにくく、抗菌性に優れているセラミック素材を選択しました。今回は、セラミックの中でも高い強度があり、奥歯の強い噛み合わせにも耐えることができるジルコニアを提案し、同意いただいています。

まずは、インプラントを埋入する外科手術を行います。
インプラントを埋入する際は、顎の骨の形状や噛み合わせを考慮し、しっかりと噛める位置にインプラントを埋入しました。

インプラント埋入後は、インプラント部分に装着する被せ物の型取りを行います。
後日、完成した被せ物を装着し、噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しています。

治療回数の目安 約4回
おおよその費用 約1,000,000円
(インプラント、被せ物、検査代)
治療リスク

・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

17歳女性 受け口治療のために装着していた古い被せ物を除去し新しいジルコニアの被せ物で審美性を改善した症例 [2025年05月07日]

治療前


治療後


ご相談内容

「受け口なので他院で被せ物を用いた治療を行ったが、気に入っていないのでやり直しをしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、噛み合わせたときに下の前歯が上の前歯よりも外側に出ている受け口が見られました。
受け口を改善するために他院で上の前歯に被せ物を装着する治療を行っていましたが、患者様ご自身はこの治療に納得されておらず、やり直しを希望されています。
また、噛み合わせの状態もあまりよくありませんでした。

受け口は見た目に悪影響が出るだけでなく、前歯を使えず噛み合わせが悪いことで顎に過剰な負担がかかり、将来的に顎関節症を引き起こすリスクがあります。

以上のことから、噛み合わせの状態をできるだけ正常に近づけて顎の負担を軽減し、併せて見た目も改善する治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様の希望どおり、被せ物をやり直すことを提案し、同意いただきました。

一般的な矯正治療のように歯を動かすのではなく、歯を削ってから被せ物を装着して歯の形や位置を調節する治療方法です。患者様のように歯並びのずれが比較的軽度の症例に適用され、審美性を改善する効果が期待できます。
治療の際に健康な歯を少し削る必要がありますが、歯を動かす矯正治療に比べると短期間での治療が可能です。
また、新しい被せ物に用いる素材は、劣化しにくく汚れが付着しにくいジルコニアを選択しました。

まず、他院で装着した被せ物を除去して歯の形を整え、新しい被せ物を作製するために精密な型取りを行います。
なるべく正常な噛み合わせに近づけて受け口を改善できるよう、新しい被せ物の設計は慎重に行いました。

後日、完成したジルコニアの被せ物を装着し、噛み合わせや使用感に問題がないことを確認して、治療を終了しています。

治療回数の目安 3回
おおよその費用 約700,000円
治療リスク

・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

7歳女の子 下前歯の裏側に付着した歯石を保険診療内のクリーニングで除去した症例 [2025年05月07日]

治療前

治療後

ご相談内容

「前歯の後ろに歯石がたくさんあるのできれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下前歯の裏側に歯石が付着していました。

プラークや歯石をこのまま放置すると、歯茎の炎症や虫歯を引き起こすリスクが高まります。
また、歯石は歯に強固に付着しており自宅での歯磨きで除去することが困難なため、この機会にしっかりと取り除く必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

保険診療内のクリーニングでプラークや歯石を除去できることをお伝えし、治療に同意いただきました。
歯科医院で行うクリーニングはご自身で落とすのが難しい歯石や、歯ブラシなどの清掃道具が入りにくい歯と歯の間の汚れもしっかりと取り除くことが可能です。

また歯石を除去する際に痛みが出たり、歯石を除去したあとに知覚過敏の症状が出たりする可能性があることも併せてお伝えしています。

まず超音波を利用した機械や専用器具を用いて、歯に付着しているプラークと歯石を除去するスケーリングを行いました。
その後、プラークや歯石が再び付着しないように、回転するブラシを使用して歯の表面のざらつきを取り除いてなめらかに磨き上げるポリッシングを施し、治療を終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

9歳女の子 口周りの筋肉バランスを整えるT4Kトレーナーで前歯の歯並びと噛み合わせを改善した症例 [2025年05月07日]

治療前

治療後

ご相談内容

「下の歯がきれいに並んでいないのが気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯は歯が適切な位置に並ぶためのスペースが不足してデコボコに生える叢生(そうせい)と呼ばれる状態でした。

また、現時点で上の歯並びに大きな問題はないものの、まだすべての歯が永久歯に生えかわっていない段階にもかかわらず、すでに叢生の傾向が見られます。

今後、永久歯への生えかわりが進むにつれて、歯並びの乱れがさらに目立つようになったり、噛み合わせに悪影響が出たりするおそれがあるため、成長に合わせた矯正治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

永久歯への生えかわりが完了する前に歯並びを改善するための方法として、口周りの筋肉バランスを整えるトレーナー治療を提案しました。

トレーナー治療は、舌の癖や口呼吸など、歯並びの悪化に影響を与える習慣を取り除き、唇や頬の筋肉の機能を改善することを目的としており、成長期の子どもの歯列矯正に適した治療方法です。
トレーナー治療により口周りの機能が改善されると、顎の発達が促され、永久歯が適切な位置に生えるためのスペースが確保しやすくなります。

治療の際は、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置を、1日に一定時間以上装着する必要がありますが、装着時に痛みが出にくいため、患者様の負担は少ないことをお伝えしたところ、治療に同意いただきました。

まずは、治療に必要なT4Kトレーナーと呼ばれる矯正装置を患者様にお渡しします。トレーナー治療の効果をしっかりと発揮するために、就寝時には必ず装着していただくようお伝えし、治療を進めました。

T4Kトレーナーは、すべての歯が永久歯に生えかわるまで使用を継続していただきました。
最終的に上下左右の奥歯がしっかりと噛み合うようになったことを確認し、治療を終了しています。

治療期間の目安 約3年
おおよその費用 約150,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

6歳女の子 受け口を拡大装置とT4Kトレーナーの併用で改善した症例 [2025年04月16日]

治療前

治療後

ご相談内容

「下の前歯が上の前歯より前に生えているのが気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の歯が上の歯よりも外側に出る反対咬合(こうごう)の状態でした。
反対咬合は受け口とも呼ばれ、不正咬合のひとつです。

通常は上の前歯が下の前歯を覆うようになっており、この噛み合わせによって食べ物を噛む力が正しく分散されます。
しかし、何らかの理由で下の前歯が上の前歯より前に出てしまうと、噛むたびに下の前歯が前方へ押し出される力が働き、その状態が続くと下の前歯がさらに前に押し出され、受け口が悪化することがあります。

患者様は上の前歯が乳歯、下の前歯が永久歯だったため、受け口がとくに目立っていました。

受け口は前歯を正しく使えず、噛み合わせの悪さが原因となって顎に過剰な負担がかかります。
このまま放置すると、将来的に顎関節症を引き起こすリスクもあるため、矯正治療をする必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

反対咬合を改善するために、歯列の幅を外側に広げることができる取り外し式の拡大装置を用いて、歯が適切な位置に並ぶスペースを確保して歯並びを整える治療方法を提案し、同意いただきました。
拡大装置を装着すると、最初は舌が当たって話しにくかったり食事がしにくくなったりするなどの違和感を覚えることがありますが、今回の治療では拡大装置を用いるのが適切であると判断しています。

上顎は下顎に比べて小さかったため、まずは拡大装置で顎全体を広げて反対咬合の改善を目指します。
拡大装置を使用した結果、歯列の幅が広がって永久歯が適切な位置に並ぶためのスペースを確保できたため、次はマウスピース型の矯正装置「T4Kトレーナー」を装着していただきました。
4Kトレーナーは歯自体を動かすのではなく、唇や舌など口周りの筋肉を正しく動かせるよう訓練するための装置です。

反対咬合が改善したあとに、上の歯が下の歯に過剰に覆い被さる過蓋咬合(かがいこうごう)が見られたため、顎の成長を促しながら正しい噛み合わせへと誘導する咬合誘導を追加で実施し、過蓋咬合の改善を促しています。

現在もT4Kトレーナーの使用を続け、定期的に通院いただいた際に経過を観察しています。

治療期間の目安 約3年
おおよその費用 約450,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります