治療前
治療後
| ご相談内容 |
「下前歯の隙間から歯石が見えるのが気になる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、下前歯の裏側に歯石が付着していました。 プラークや歯石をこのまま放置すると、歯茎の炎症や虫歯を引き起こすリスクが高まります。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
患者様には、保険診療内のクリーニングでプラークや歯石を除去できることをお伝えし、治療に同意いただきました。 歯科医院で行うクリーニングは、ご自身で落とすことが難しい歯石や、歯ブラシなどの清掃道具が入りにくい歯間の汚れもしっかりと取り除くことが可能です。 また、歯石を除去する際に痛みが出たり、歯石を除去したあとに知覚過敏の症状が出たりするリスクがあることも、併せてお伝えしました。 まずは超音波を利用した機械や専用器具を用いて、歯に付着しているプラークと歯石を除去するスケーリングを行います。 最後に、プラークや歯石がしっかりと除去できたことを確認し、治療を終了しています。 |
| 治療回数の目安 | 1回 |
| おおよその費用 | 保険診療内 |
| 治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「上の歯が斜めに出ているのが気になる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上下前歯は乳歯から永久歯への生えかわりが始まっていますが、上の前歯は前方に傾斜して生えていました。 このまま放置すると今後、永久歯への生えかわりが進むにつれて歯並びの乱れがさらに目立つようになったり、噛み合わせに影響を及ぼしたりするおそれがあります。 以上のことから、患者様の成長に合わせた矯正治療を行う必要があると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
永久歯への生えかわりに合わせた矯正治療として、口周りの筋肉バランスを整えるT4Kトレーナー治療を提案し、同意いただきました。 T4Kトレーナー治療は、舌の癖や口呼吸など、歯並びに影響を与える習慣を取り除き、唇や頬の筋肉の機能を改善することを目的とした成長期の子どもの歯列矯正に適した治療方法です。 治療の際は、取り外し可能なマウスピース型のT4Kトレーナー(矯正装置)を、毎日一定時間以上装着する必要があります。装着時間を守らないと十分な効果が得られませんが、装着時に痛みが出にくいため、患者様の負担が少ないこともお伝えしています。 まずT4Kトレーナーを患者様にお渡しし、トレーナー治療の効果をしっかりと得るため、就寝時には必ず装着していただくようお伝えし、治療を開始しました。 T4Kトレーナーは永久歯への生えかわりに合わせて、4年間継続して使用いただきました。 |
| 治療期間の目安 | 4年 |
| おおよその費用 | 約300,000円 |
| 治療リスク |
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「前歯が黄色くて汚く見えるので、きれいにしたい」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上下前歯を中心に着色汚れであるステインが認められました。 ステイン自体は虫歯や歯肉炎の直接的な原因にはなりませんが、ステインが付着して歯の表面がざらつくことでプラークが付着しやすくなり、放置すると結果的に虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。 以上のことから、見た目の問題だけでなく、口腔内トラブルを予防するためにもステインを除去する治療が必要だと診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
患者様には保険診療内のクリーニングでステインを除去できることをお伝えし、治療に同意いただきました。 歯科医院で行うクリーニングは、通常の歯磨きでは落としきれないステインや、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間の汚れも効果的に除去することが可能です。 まずは専用の器具を使用し、歯の表面にこびりついたステインを丁寧に取り除きます。 最後にしっかりとステインが除去できたことを確認し、治療を終了しました。 |
| 治療回数の目安 | 1回 |
| おおよその費用 | 保険診療内 |
| 治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「前歯が汚いのが気になる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上前歯を中心に着色汚れであるステインが認められました。 ステインが付着していると歯の表面がざらつき、細菌の塊であるプラークが付着しやすくなるうえ、ステインに付着したプラークを放置すると、プラーク中の細菌により虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。 以上のことから、ステインをしっかりと除去する必要があると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
患者様には、保険診療内のクリーニングでステインの除去が可能であり、クリーニングによって虫歯や歯肉炎の予防につながることを説明し、同意いただきました。 まず、専用の器具を用いて口腔内のクリーニングを行います。 最後にステインやプラークの再付着を防ぐため、歯の表面を滑らかに仕上げるポリッシングを実施し、治療を終了しています。 |
| 治療回数の目安 | 1回 |
| おおよその費用 | 保険診療内 |
| 治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「上前歯の側面が黒くなっていて気になる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、左上前歯の側面には虫歯が見られ、黒ずんでいました。 現時点で虫歯の範囲は小さいものの、このまま放置すると虫歯が徐々に広がって痛みが出たり歯が欠けたりするおそれがあるため、早期の治療が必要だと診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
虫歯を削って除去し、歯科用の白いプラスチック樹脂であるコンポジットレジンを詰めて修復する方法を提案し、同意いただきました。 まず、取り残しがないよう丁寧に虫歯を除去します。虫歯を削った部分には、歯の色に合わせたコンポジットレジンを充填しました。 その後、詰めたコンポジットレジンの形を削りながら整え、噛み合わせに問題がないことを確認し、表面を滑らかに磨き上げて治療を終了しています。 |
| 治療回数の目安 | 1回 |
| おおよその費用 | 保険診療内 |
| 治療リスク |
・治療中に痛みを伴う場合があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「姉も矯正をしていたが、弟も歯並びが気になるようになった。噛むと下前歯が見えなくなってしまうので、診てほしい」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、噛み合わせた際に上の歯が下の歯に深く覆いかぶさり、下の前歯がほとんど見えなくなる過蓋咬合(かがいこうごう)の状態でした。 この噛み合わせは、将来的に虫歯や歯周病のリスクを高めるだけでなく、顎関節への負担、成長期における顔貌の歪み、発音への影響など、さまざまな問題につながるおそれがあります。 このまま放置すると将来的に口腔内の健康に影響を与えるため、早期に歯列矯正を行う必要があると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
患者様はまだ4歳であるため、歯を動かす本格的な矯正治療ではなく、成長を利用し、顎の正しい発育を促して将来の歯並びを整えることを目的とした装置である、T4Kトレーナーでの治療を提案しました。 T4Kトレーナーのメリットとデメリットは、以下のとおりです。 メリット:顎の適切な成長を促し、将来的に抜歯をせずに矯正治療ができる可能性を高めながら、歯並びに悪影響を与える指しゃぶりや舌の癖といった口腔習癖(こうくうしゅうへき)の改善にもつながる デメリット:T4Kトレーナーによる効果を十分に得るためには、患者様ご自身で装着を継続する必要がある。すでに歯並びの乱れが重度であったり、顎の骨格に大きなずれがあったりする場合は、T4Kトレーナー単独での改善は難しいことがある 装置は基本的に日中の活動時間に1時間と、就寝時に継続して装着していただきますが、お口の状態や生活習慣は患者様によって異なるため、当院では患者様に合った装着時間を提案しています。 今回は、年齢的に装置をきちんと使用できるかどうかの懸念がありましたが、ご家族の「少しでもいい状態にしたい」というお気持ちと治療への前向きな姿勢を拝見し、しっかり相談したうえで、T4Kトレーナーによる治療に同意いただきました。 まずは装置の適合状態を確認し、ご自宅での装着方法やケア方法について丁寧にお伝えし、使用を継続していただきます。 その後は定期的に来院いただき、問題なく装置を装着できているかの確認や口腔内の変化、お子様の成長に合わせて都度適切な調整を行いました。 |
| 治療期間の目安 | 6ヶ月 |
| おおよその費用 | 約150,000円 |
| 治療リスク |
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります |
治療前
治療中
治療後
| ご相談内容 |
「左下の奥歯に強い痛みがある。以前からブリッジのグラつきも感じる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、左下には奥歯(第2大臼歯)の欠損を補うために手前の歯を連結して作られた延長ブリッジが装着されていました。 痛みの原因を詳しく確認するためレントゲン撮影すると、延長ブリッジの土台となっている奥歯(第1大臼歯)が根元から割れていることが判明しました。 このまま放置すると、割れた部分から細菌感染が広がり、周囲の歯ぐきや顎の骨に炎症を起こす恐れがあります。また、歯がない状態が続くと噛み合わせのバランスが崩れ、他の健康な歯や顎の関節にも悪影響を及ぼす可能性がありました。 以上のことから、早急に割れた歯を抜歯し、その部分を補う治療が必要と診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
患者様には抜歯が必要であることを説明したうえで、インプラント治療で歯を補う計画を提案し、同意いただきました。 インプラント治療は、失われた歯の顎の骨にインプラント体(人工の歯根)を埋め込み、その上に人工の歯を装着する方法です。 患者様は以前、他院で右下奥歯のインプラント治療を受けており、その経験から今回もインプラント治療を選択されました。 まず、装着されていた延長ブリッジを慎重に撤去し、その後、割れてしまった左下奥歯を抜歯します。 骨の状態が安定したところで、痛みを感じないよう丁寧に局所麻酔を行い、細心の注意を払いながらインプラント体を顎の骨に埋め込む手術を行いました。手術後はインプラント体が骨としっかりと結合するまで、数ヶ月間の治癒期間を設けました。この期間は、インプラント治療を成功させるために非常に重要です。 インプラント体が骨と完全に結合したことを確認して、その上にアバットメント(インプラント体と人工の歯を連結する部品)を装着します。次に患者様のお口に合わせて精密に型取りを行い、ジルコニア製の人工の歯を作製しました。 完成した人工の歯は、色や形、噛み合わせのバランスを細かく調整しながら慎重にインプラント体の上に装着し、治療を終了しています。 |
| 治療期間の目安 | 約半年 |
| おおよその費用 | 約900,000円 |
| 治療リスク |
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「左右で歯並びが違っていて気になる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、左上前歯に対して下前歯が前方で噛み合う「クロスバイト」が見られました。 以上のことから、歯並びや噛み合わせを改善するために矯正治療を行う必要があると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
歯列の幅を外側に広げることができる取り外し式の拡大装置を使用し、歯が適切な位置に並ぶスペースを確保して歯並びを整える治療方法をお伝えしましたが、違う方法をご希望されたため、口周りの筋肉バランスを整えるトレーナー治療を提案しました。 トレーナー治療に使用するマウスピース型の矯正装置「T4Kトレーナー」は歯自体を動かすのではなく、舌の癖や口呼吸など歯並びの悪化に影響を与える習慣を取り除き、唇や頬の筋肉の機能を改善することを目的としており、成長期の子どもの歯列矯正に適しています。 トレーナー治療により口周りの機能が改善されると、顎の発達が促され、永久歯が適切な位置に生えるためのスペースが確保しやすくなります。 治療の際は、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置を1日に一定時間以上装着する必要がありますが、装着時に痛みが出にくいため患者様の負担は少ないことをお伝えしたところ、同意いただきました。 まずT4Kトレーナーを患者様にお渡しし、トレーナー治療の効果をしっかりと発揮するために就寝時には必ず装着していただくようお伝えして治療を進めました。 すべての歯が永久歯に生えかわるまでT4Kトレーナーの使用を継続していただき、前歯の歯並びや噛み合わせが改善したことを確認し、治療を終了しています。 |
| 治療期間の目安 | 5年 |
| おおよその費用 | 約300,000円 |
| 治療リスク |
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「歯並びが気になる」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上下前歯は乳歯から永久歯への生えかわりが始まっていましたが、永久歯が適切な位置に並ぶためのスペースが不足してデコボコに生えている状態でした。 このままだと、今後永久歯への生えかわりが進んでいくにつれ、歯並びの乱れがさらに目立つようになったり噛み合わせに悪影響が出たりするおそれがあります。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
永久歯への生えかわりに合わせて行う矯正方法として、口周りの筋肉バランスを整えるT4Kトレーナー治療を提案しました。 T4Kトレーナー治療は、舌の癖や口呼吸など歯並びに悪影響を与える習慣を取り除き、唇や頬の筋肉の機能改善を目的とした、成長期の子どもの歯列矯正に適した治療方法です。 ただ、T4Kトレーナーは取り外し可能なマウスピース型の矯正装置なので、1日に一定時間以上装着する必要があり、装着を怠ると想定している効果を得ることが難しくなる点がデメリットです。 まずは、T4Kトレーナーを患者様にお渡しします。治療の効果をしっかりと発揮するためにも、就寝時には必ず装着していただくようお伝えし、治療を開始しました。 T4Kトレーナーは、すべての歯が永久歯に生えかわる12歳まで、6年間使用を継続していただきました。 |
| 治療期間の目安 | 6年 |
| おおよその費用 | 約300,000円 |
| 治療リスク |
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります |
治療前
治療後
| ご相談内容 |
「歯の表面がヌルヌルしていて汚い」とご相談いただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、歯の表面にプラークが多く付着していました。 プラークは白色または黄白色の細菌の塊で、舌で触るとザラザラとした感触があります。 また、プラークは粘着性が強く、うがいなどでは除去できないため歯ブラシを使った丁寧な清掃が効果的ですが、患者様は日頃の歯磨きが十分に行えていないと考えられました。 以上のことから、正しい歯磨きの仕方を指導してプラークを落とすことが必要と診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 |
診断結果を丁寧に説明したうえで、患者様と一緒に鏡を見ながら歯ブラシのみでプラークを除去することを提案し、同意いただきました。 まず、プラークが付着しやすい部位や磨きにくい部位を患者様と一緒に確認します。 併せて、歯並びやお口の大きさに合った歯ブラシを選ぶと歯磨きがしやすくなることや、デンタルフロスを用いて歯間の汚れを落とすとお口の中の細菌数が減少することなども患者様と親御様に説明し、治療を終了しました。 |
| 治療回数の目安 | 1回 |
| おおよその費用 | 保険診療内 |
| 治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |