治療前
治療後
ご相談内容 |
「左上の奥歯に食べ物が詰まりやすくなった」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、左上の奥歯(第1大臼歯/6番)には詰め物が装着されていましたが、虫歯によって天然歯の一部が欠けてしまっていました。 虫歯は自然に治ることがないため、このまま放置すると痛みが生じたり、悪化して抜歯が必要になったりするおそれがあります。 |
行ったご提案・治療内容 |
虫歯をしっかり取り除くためには、虫歯と一緒に古い詰め物も除去してから新しい詰め物を作製して修復する治療方法が適していることをお伝えしました。 患者様は即日での治療を希望されたため、詰め物の素材に保険適用の白いプラスチック樹脂「コンポジットレジン」を使用する方法を提案しました。 まずは健全な歯質を削らないよう古い詰め物と虫歯を丁寧に除去し、その部分にレジンを詰めます。 |
治療期間の目安 | 1日 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
コンポジットレジンは周囲の歯になじみ、自然な仕上がりになりました。 患者様には「奥歯がきれいになって、食べ物が詰まらなくなった」と大変お喜びいただきました。 現在は、定期的なメンテナンスで通院いただいています。 |
治療リスク |
・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「左下の奥歯が割れてしまった。明日会食があるので治療してほしい」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、左下の奥歯(第1大臼歯/6番)に装着されていた白い詰め物「ジルコニアオンレー」が外れており、しっかり噛むことができなくなっていました。 歯の形を修復するには詰め物を作り直す治療が適していますが、その場合、型取りを行い仮詰めをしてから、後日、新しい詰め物を装着する必要があります。 患者様は「仮詰めでは会食時に不安なので、今日中にできる範囲で治療したい」と希望されました。 |
行ったご提案・治療内容 |
即日で歯を修復する方法として、プラスチック樹脂のペースト「コンポジットレジン」を詰める治療を提案し、同意いただきました。 コンポジットレジンは保険適用と自費診療のものがあり、保険適用の場合は比較的安価ですが、自費診療のものと比べると劣化が早いことを説明したうえで、今回は保険適用の詰め物を選択されています。 治療の際は左下奥歯の形を少し整えたあと、患者様の歯の色に合ったコンポジットレジンを欠けている部分に詰め、歯の形と噛み合わせを整えてから治療を終了しました。 |
治療期間の目安 | 1日 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
歯にぴったりとフィットしたコンポジットレジンが入り、奥歯でしっかり噛めるようになりました。 現在は、定期的にご通院いただき経過を観察しています。 |
治療リスク |
・強い力や衝撃が加わった場合、割れたり欠けたりする可能性があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「歯の汚れが目立ち、見た目が気になる。ホワイトニングが必要か診てほしい」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、下の前歯を中心に頑固な着色が生じており、お口を開けたときの見た目が良くない状態でした。 |
行ったご提案・治療内容 |
患者様には診断内容を丁寧に説明した上で、歯の見た目を改善する方法として保険診療内のクリーニングによる着色除去を提案し、同意いただきました。 まず超音波を使用した機械や専用器具を用いて、歯の表面の着色を丁寧に取り除きます。 着色を除去したあと、器具の刺激により歯の表面に微細な傷ができることがあるため、回転するブラシを使用して表面を滑らかに磨く「ポリッシング」を行い、新たな着色が付きにくく艶のある美しい歯に仕上げました。 |
治療期間の目安 | 1日 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
自然な白さと艶のある歯になり、清潔感がある口元になりました。 美しい状態を保つため、現在も定期的にご通院いただいています。 |
治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
クリニックより |
ステイン・汚れをため込むと一度だけでは清掃が完了しないことも多々あるため、こまめな検診とクリーニングをお勧めします。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「上はきれいだけど、下の前歯の歯並びがガタガタなので気になる。見た目をきれいにしたい」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上の歯並びは問題ありませんでしたが通常の幅よりも狭く、上の歯列の幅に合わせようとしたことで下の歯列の幅が狭くなり、下の前歯6本(右乳犬歯/C~左乳犬歯)は歯が生えるスペースが足りず「叢生(そうせい)」と呼ばれるガタガタした歯並びでした。 すべての歯が乳歯である時点で叢生が見られる場合、あとから生える永久歯は乳歯よりも歯のサイズが大きいため、叢生がさらに悪化すると考えられます。 叢生のままだと歯ブラシが当たりづらく汚れをしっかり除去することが難しいため、歯ぐきが腫れる「歯肉炎」や虫歯になるリスクが高まる可能性があるため、歯が適切な位置に並ぶためのスペースを作る矯正治療が必要と診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 |
歯列の幅を外側に広げることができる取り外し式の装置「拡大床」で、歯が適切な位置に並ぶようスペースを確保し歯並びを整える治療を提案しました。ただし上の歯並びはきれいに整いますが、上の歯列の幅が大きくならなければ下の歯列も広げることができないため、上下ともに拡大床で歯列の幅を広げる必要があると説明した上で、同意いただきました。 まず患者様と親御様には、治療を円滑に進めるためできるだけ長く装着いただくこと、装置のネジ回しによる定期的な調整をお願いしています。 拡大床で上下ともに歯列の幅が広がり歯が適切な位置に並ぶためのスペースが確保できたことを確認したあと、マウスピース型の矯正装置「T4Kトレーナー」に移行しました。 その後、下の歯が永久歯に生え替わっていく際、確保したスペースに歯が正しく並びました。 |
治療期間の目安 | 5年 |
おおよその費用 | 約350,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
きれいな歯並びになり、噛み合わせも問題ありません。 現在は、定期的にご通院いただき経過を観察しています。 |
治療リスク |
・治療中、発音しにくい場合があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「子供の歯が抜けずに、横から大人の歯が生えてきている」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、左下の永久歯(第2小臼歯/5番)は生え始めていましたが、生え替わる予定の乳歯(第2乳臼歯/E)が抜けずに残っている「乳歯晩期残存」が認められました。 乳歯をこのまま放置すると永久歯が正常な位置に生えることができず、将来的に歯並びや噛み合わせが悪くなる可能性があるため、治療が必要と診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 |
永久歯が正常に生えるスペースを確保するため、この場で乳歯を抜くことを提案しました。 まず局所麻酔を行ったあと、痛みを感じないことを確認してから乳歯を慎重に取り除きます。 |
治療期間の目安 | 1日 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
抜歯部位の痛みや違和感もなく、傷の治りも良好です。 現在は定期的にご通院いただき、生え替わりの永久歯が適切な位置に並ぶよう経過を観察しています。 |
治療リスク |
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります |
クリニックより |
乳歯が抜けた箇所に永久歯が生えてくるため、乳歯が抜けずに永久歯が出てくると歯並びの乱れの原因になります。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「上下の前歯がガタガタしていて気になる」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上左右の前歯2本(中切歯/1番)と下左右の前歯2本(側切歯/2番)はあごの発達が不十分だったことが原因で永久歯の生えるスペースが足りず、ガタガタした歯並びの「叢生(そうせい)」であることが確認できました。 また、下の前歯のスペース不足に目がいきがちですが、上下右の奥歯4本(第1乳臼歯/D、第2乳臼歯/E)は下の歯が上の歯に比べ外側にある「逆被蓋(ぎゃくひがい)」で噛み合わせが反対になっており、これから生えてくる歯を含め上左右の前歯6本(中切歯、側切歯、犬歯/3番)もスペースが足りず、今後、歯並びが悪くなる可能性もあります。 このままの状態を放置すると、歯並びがコンプレックスになるだけでなく、食べ物をしっかり噛めない「咀嚼障害(そしゃくしょうがい)」や肩こりなどの原因となることもあるため、矯正治療が必要であると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 |
歯を適正な位置に並べるスペースを確保するため、取り外し式の矯正装置「拡大床(かくだいしょう)」で歯を外側に広げ、抜歯をせず歯がきれいに並ぶスペースを作り、歯並びを整える治療を提案しました。 拡大床は、患者様の生活スタイルに合わせて取り外しや調整が可能ではあるものの、装着する時間が短いと計画通りに治療が進まないこともあるので注意が必要です。 患者様には上下同時に拡大床を装着していただき、歯並びを整えながら「反対咬合(はんたいこうごう)」も改善する治療を行いました。 |
治療期間の目安 | 4年 |
おおよその費用 | 約400,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
ガタガタに生えていた前歯が正しい位置に並び、大変美しい口元になりました。 現在もメインテナンスのため定期的に通院いただき、経過を観察しています。 |
治療リスク |
・治療中、発音しにくい場合があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「歯並びが悪く、特に下の前歯のガタガタが気になる」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、下左右の前歯4本(中切歯/1番、側切歯/2番)の歯並びがデコボコに生えている「叢生(そうせい)」が認められ、さらに詳しく検査したところ、上下ともに歯と顎の大きさが一致しないことにより永久歯がきれいに並ぶためのスペースが不足していることがわかりました。 このままの状態を放置すると、歯ブラシがうまく当てられず虫歯や歯周病を招くリスクがあります。 |
行ったご提案・治療内容 |
抜歯せずに歯が適正な位置に並ぶスペースを確保するため、上顎や下顎の歯を外側に移動させて歯並びの幅を広げることができる取り外し式の装置「拡大床」を使用した治療を提案しました。 また、上顎が大きくならないと下顎も広がることができないため、最初に上顎の拡大を行いましたが、下顎の成長が追い付かずスペースが足りない状態だったことから、下顎も拡大床を装着して改善していきました。 |
治療期間の目安 | 3年 |
おおよその費用 | 約300,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
ガタガタした歯並びを改善したことで奥に生えていた下の前歯がまっすぐ正しい位置に並び、美しい口元になりました。 患者様は「治療前が気にならないくらいきれいになり、とても満足している」と大変喜んでいらっしゃいました。 |
治療リスク |
・治療中、発音しにくい場合があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「前歯が汚れている」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上下の前歯数本に着色が見られ、お口を開けたときに汚れが目立っていました。 日頃の食生活について患者様にお伺いしたところ、「週の半分はテレワークをしており、常にコーヒーなどが手元にある」とお話しいただきました。 ステインはご自身の歯磨きだけでは落とすことが難しいため、歯科医院でのクリーニングが必要と診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 |
診断結果を踏まえ、保険診療内のクリーニングで着色を除去できることをお伝えしたところ、同意いただきました。 最初に、超音波を利用した機器や専用の器具で、頑固な着色を丁寧に取り除きました。 また、日常生活の中でできるだけステインの付着を防げるよう、効果的な歯の磨き方や着色が起こりやすい部分について丁寧に説明しています。 |
治療回数の目安 | 1回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
歯が本来の白さを取り戻し、明るく美しい口元になりました。 美しく清潔な状態を長く保つために、現在も定期的にご通院いただいています。 |
治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「上の前歯がグラグラしていて抜けそう」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上左右の前歯4本(中切歯/1番、側切歯/2番)が動揺しており、しっかり噛めていませんでした。 前歯は保存するのが難しい状態で、揺れているままではしっかり噛めないだけでなく、食べ物を十分噛み砕くことができないため胃腸に負担がかかる可能性もあります。 |
行ったご提案・治療内容 |
上左右の前歯4本を抜歯する必要性をご理解いただけたため、抜歯後に歯を補う方法として、部分入れ歯と、あごの骨の中に人工歯根を埋める「インプラント」を提案しました。 患者様は「取外しの手間がなく自身の歯のように噛めるようになりたい」との理由から、インプラントを選択されました。 ただし歯槽骨吸収の影響であごの骨が少なかったため、しっかりインプラントを埋め込むために人工骨などの骨補填材を使用して骨の量や厚みを増やす「造骨」を行う必要があることを説明し、了承いただきました。 抜歯後、歯ぐきの傷がきちんと治ったのを確認してから造骨処置と並行してインプラントを埋入しました。 |
治療期間の目安 | 半年 |
おおよその費用 | 約1,000,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
現在はまだ仮歯を装着されていますが、インプラントを埋め込んだ部分が痛んだり腫れたりすることもなく経過は順調です。 患者様にも「前歯に仮歯が入ったことで噛めるようになった。日常生活で不便に感じることがほとんどなく快適に過ごせている」と大変喜んでいただいています。 今後はインプラントがしっかり定着したのを確認してから、最終的な被せ物を作製する予定です。 |
治療リスク |
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「奥歯が揺れてしっかり噛めず、痛みもある」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、右上奥歯3本(第1小臼歯/4番、第2小臼歯/5番、第2大臼歯/7番)を土台とし、欠損している第1大臼歯(6番)を補うためのブリッジが入っていました。第2大臼歯は虫歯のため歯が脆くなっており、土台としての機能が低下し、第1小臼歯と第2小臼歯は歯周病のため歯が揺れていました。 歯に痛みや揺れがあると食べ物をしっかり噛み砕いたり、すり潰したりして飲み込むことができないため消化に時間がかかり、消化不良を起こし胃腸への負担が大きくなる可能性があります。そのため噛む機能を回復させる治療が必要でした。 患者様は「できるだけ抜歯はせず、しっかり噛めるようにしてほしい」とご希望されました。 |
行ったご提案・治療内容 |
奥歯で噛めるようにするには、第2大臼歯を抜歯して奥歯2本(第1大臼歯、第2大臼歯)に人工の歯根「インプラント」を埋める方法がありますが、抜歯やインプラントは考えていないとのことで、歯を保存できる入れ歯治療を提案しました。 まず、第2大臼歯の虫歯を取り除きます。脆くなっていた奥歯を「根面板」で治療することで抜歯を回避しました。 ぐらぐらと揺れていた第1小臼歯と第2小臼歯は歯石の除去やクリーニングを行い、歯周病の症状を改善しました。 すべての歯の処置が終了した後にノンクラスプデンチャーを作製、装着しました。 |
治療期間の目安 | 2ヶ月 |
治療回数の目安 | 5回 |
おおよその費用 | 約140,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
歯の痛みや揺れもなく、奥歯でしっかり噛めるようになりました。 現在も定期的なメンテナンスにご来院いただいています。 |
治療リスク |
・治療中に痛みを伴う場合があります |
クリニックより |
保存が難しい歯もありますが、当院では可能な限り歯を残す治療を心掛けています。なるべく歯を抜かずに治療したいといったご希望があれば、ぜひ当院にご相談ください。 |