本日、BBO研究会の勉強会が大阪でありました。
噛み合わせ・咬合と姿勢の関係を研究しているBBOですが、
「姿勢の評価」がメインの勉強会がありました。
プレとして開催したため、長くお付き合いのある方だけ対象でしたが、
ブラッシュアップした内容で東京方面でも企画できればと思います。
本日、セミナーに参加してきました。
「AIR-WAY・気道を考慮した次世代の歯科医療」
「あいうべ体操」の今井先生と
気道や姿勢も考慮した顎顔面口腔育成の三谷先生と
入れ歯の松本先生の講演でした。
エスペレ歯科・ホープデンタルでの大元となるBBOの噛み合わせ・咬合理論では、
「気道の確保」が治療目的の一つとなっているので、なじみある内容でしたが、
いろいろな面から見ることができて勉強になりました。
10月11日に第22回BBO研究会学術大会を開催しました。
BBO研究会は咬合(噛み合わせ)と体のバランスについて研究、治療の実践を目指すグループです。
演題① 「BBO理論で補綴 その6年後」
BBO研究会会長 山田敏輔
演題② 「BBOスーパースプリント矯正と小児BBO・TEK矯正」
BBO研究会理事 山村憲仁
演題③ 「Cranifacial-Mandibular Biodynamics」
BBO研究会会員 幸田 秀樹
今年は半日の開催でしたが、多数ご参加いただきました。
3月21・22日が今年1月から始まった
全6回のBBO研究会噛み合わせ中級セミナーの第5日目、最終日でした。
BBO(バイオ・バランスド・オクルージョン)の中級セミナーでは、
第一、第二頸椎を噛み合わせのバランスの中心ととらえ、
各個人の理想的な歯の高さを導き出し、
全顎的に噛み合わせの治療を行う内容です。
2月21日・22日の2日間、
BBO研究会噛み合わせ治療中級セミナーの第3,4日目を開催しました。
先月の第1日目、2日目で噛み合わせのバランスを改善するための
基礎から初級より一歩踏み込んだレベルの講義と
上下の歯の全ての噛み具合やバランスを診断し、
改善する装置(スプリント)の作製実習でしたが、
今回の第3日目、4日目では
より実践的な治療に関する講義や
スプ リントの完成させる実習でした。
10月5日 BBO研究会学術大会の開催日でした。
あいにくの雨でしたが、無事終了しました。
相変わらず今年もエスペレ歯科・ホープデンタルが主幹でした。
E-ZONEについて、小児の噛み合わせ治療、 口、のどや舌の筋肉の発育、
全身骨格と筋肉、 口腔とゲノム解析、ジルコニアの補綴(被せ物)など盛りだくさんでした。
朝霞市の歯医者さん
(医)希望会 エスペレ歯科
朝霞市岡1-17-18
TEL048-464-8333
10月5日に第21回BBO研究会学術大会を開催します。
(BBO研究会会員、医療従事者対象)
「BBOによるE-ZONEの考えについて」
山田 敏輔(BBO研究会会長)
山田 敏秀(エスペレ歯科 埼玉県朝霞市)
発表要旨
BBO理論において、E-ZONEが重要なポイントの一つであることはBBOセミナーにおいて聞いたことがあるはずです。E-ZONEとは永久歯列において第二乳臼歯(E)が萌出していた辺り、つまり5番6番間辺りに該当します。このE-ZONEが近年話題に挙がることがあります。ここで改めてBBO理論におけるE-ZONEを解説させて頂きます。
「小児の咬合拳上とトレーナー併用療法の効果」…
楠 公孝(くすのき歯科 長野県長野市)
発表要旨
「最近、子供たちの歯並びが悪くなった」
周りの歯科医師からもよく聞くようになった。気のせいか?それとも、今までも同じ割合で存在していたものに気付かなかっただけか・・・
実際の所はわからないが、少なくともわれわれから見て「正常ではないな」と思われる症例がかなりの数存在する。
世間では、小児期からの歯列不正、咬合異常に対するアプローチに対しては賛否両論あり、結論には至っていない。
BBOではどうか?
BBOでは、咬合異常=不健康ということに留まらず、生まれてから死ぬまで、しいて言えば遺伝子レベルから人間の健康な成長というものに関係する因子に目を向ける。そのため、小児期の歯列不正、咬合異常に対しては、早期のアプローチを推奨し、咬合に留まらず、子供の育つ環境にも目を向け、異常を引き起こす原因を根こそぎ排除する。
とはいえ、小児期治療には様々な困難が伴うことも事実である。成長期であるが故、成長パターンを確実に捉えた治療が必要になるし、ステージごとのアプローチも必要になる。何よりも子供の協力が得られなければ治療は成功しないし、親からのプレッシャーも大きい。できれば関わりたくないところではないだろうか。
私は、BBOを学び始めてからしばらく成人の咬合のみに携わってきたが、行き着くところは子供であった。この人を30年前、40年前・・・に診てあげられていたら。こんな思いを抱くことが多くなり、BBOで実践される小児咬合誘導のノウハウを学び始めた。
現在、拡大床を使用した咬合誘導も実践し始めているが、私は、この場は多くの先生方にBBO療法を身近に感じて頂く場と考えているため、今回は、日常で出会う軽度の歯列不正症例に対して行った、BBOテック(咬合拳上冠)とトレーナー(オーティカインターナショナル)併用療法にて効果を得た数症例をご紹介させて頂く。
「私のなかでのBBO パート2」
小池 文一(小池歯科医院 長野県長野市)
発表要旨
もう何年も前のことですが、この場で「私のなかでのBBO」という演題で発表したことがあります。文字通り「私の日常臨床のなかでのBBO療法」ということでしたが、当時と今とでは手法、目指すところに少し差がでてきているように思います。そのあたりを以下の項目に沿って、症例を交えながらお話したいと思います。
①「かみ合わせ」、「姿勢」はリンクしている?!
②構造的歪みが改善されると元気になる!
③長期症例を通じて知ること。
「BBO療法によって気道と姿勢はなぜ変わるのか」
清水 敦(清水歯科医院顎咬合研究所 埼玉県寄居町)
発表要旨
BBOを学んで20年になります。これまで種々の症例と向き合い、スプリント療法やBiobloc装置による平面の修正を手がけてきました。BBO平面を基準とし、過ぎたるを除し足らざるを補うこの治療による平面の改善は、顎位を変え頭蓋骨の変化を引き起こします。
咬合論では咬合高径とか顎間距離、顆頭位などが話題になりますが、実際にはさらに深く、広範囲に影響があります。では、何が起きているのでしょうか。頭位姿勢の改善では、気道の確保では、どこが変わったのでしょうか。
頭蓋顔面のバランスを観察してきて学んだこと、そして気づいた解剖学的構造論的な変化の様相を、数例の症例を交えて考察します。諸先生方の御批評をお願いいたします。
「健康を維持する姿勢と咬合の役割について」
島 信博(島歯科医院・島全身咬合研究所 富山県婦中町)
日本全身咬合学会 認定医、指導医、理事
発表要旨
昨今健康志向はますます高まっており、関連するに情報がマスコミでも多く取りあげられている。その中で咬み合わせについての話題が以前より目にする機会が増えたように思える。これまで歯科治療の目的が口腔機能、発音、審美の回復であったのが、全身機能の回復にも大きく関与しているとなればなおさらかもしれない。ストレス社会と言われて久しい現代、顎口腔領域に異常を訴えて来院する患者は増加傾向にある。このような患者は咬合や顎位の不調和の他に、姿勢が悪くなっている傾向があり随伴症状として頭痛、肩こり、腰痛、手足のしびれ、そして疲労感など様々な全身症状を呈することが多い。従来歯科領域と考えられてきた咬合異常が全身機能にも関与していると思われる症例がこの研究会でも多数報告されてきている。今回健康を維持するための姿勢、それを支持する咬合の役割を、症例を提示しながら考えてみたい。
「BBO療法と統合医療 vol.4(まとめ)」
西村 仁(西村歯科医院 大阪府岸和田市)
発表要旨
過去3年にわたって発表の機会をお与え頂きました上記演題発表も今回をまとめとさせて頂きます。過去の発表に関してのご質問も頂いておりますので、今回はそれにお答えしながら、当院なりのBBO療法の取り組みなどについても発表させて頂きます。
※歯科医療従事者対象の為、専門用語となっています。
BBO研究会は噛み合わせのバランスを改善することにより、
頭頚部のバランスを改善する、
ボディバランスを改善する、
噛み合わせと身体のバランスの調和を取り戻すことを目的としています。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)咬合・有床義歯補綴学分野の川上滋央助教、皆木省吾教授らの研究グループが、日中の特定の無意識かみしめが歯の喪失と歯並びの崩壊に関わっていることを世界で初めて突き止めました。
詳しくは岡山大学のホームページ(下記URL)にあります。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id222.html
エスペレ歯科では、日中に噛みしめてしまう方には
次の二つをご説明しています。
1.噛みしめに気付いた時に力を抜く
2.パソコンの画面の縁、テレビの縁、冷蔵庫のドア、洗面台の鏡の縁など、
生活圏内に付箋などの目印を付け、見かけたときに噛みしめているか確認する
噛みしめがひどいと口や顎周りだけでなく、
首や肩の筋肉も緊張しますので、
肩こり・方の痛みや首のこり・首の痛みにもつながります。
一度、気にかけてみてください。
7月19日、20日にBBO研究会噛み合わせ入門セミナーを
開催しました。
(歯科医師、歯科技工士 対象)
全6回のセミナーも今月で最終でした。
顎の位置を改善するスプリントという装置の調整方法、調整後の確認方法などの
実習内容でした。
BBO研究会の噛み合わせ理論でつくるスプリントは
保険診療で一般的に作製する上の歯型だけで均一の厚みで作る
顎関節症用のスプリントとは一線を画するものです。
BBOの噛み合わせ理論では各個人のそれぞれの歯の高さを調べてから、
歯の高さが足りない部分にスプリントを作製します。
6月21日・22日にBBO噛み合わせ入門実習セミナーを開催しました。
今回は全4日間のうち、第1,2日目でした。
BBOの噛み合わ理論は、
第二頚椎(軸椎とも呼ぶ、全部で7つある首の骨の2番目)を
噛み合わせのバランスを取る中心と考えます。
BBOのセミナーでは必ず、各受講生(歯科医師や歯科技工士)の
口腔内模型(つまり自分の歯型)を用いて行います。
自分自身が模型を診査し、治療の効果を体験してもらいます。
今回は自分の噛み合わせがどれだけ、ずれているかを診査し、
噛み合わせを改善するミニスプリントを作製しました。