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6歳男の子 歯並びを広げる装置と口周りの筋肉バランスを整える装置で噛み合わせを整えた症例|朝霞市の歯医者ならエスペレ歯科・ホープデンタルクリニック

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6歳男の子 歯並びを広げる装置と口周りの筋肉バランスを整える装置で噛み合わせを整えた症例 [2025年03月04日]

治療前

治療後

ご相談内容

「歯並びが気になるので診てほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上前歯と下前歯の先端同士が接触する噛み合わせ「切端咬合(せったんこうごう)」が認められました。
とくに右側の前歯は正しい位置に生えるためのスペースが足りず、後方にずれて生えています。

また、患者様自身が無意識のうちに下前歯が上前歯より前に出る噛み合わせ「反対咬合」を作ってしまうことも確認できました。

このまま放置すると、将来的に歯並びや噛み合わせがさらに悪化する可能性があるため、正しい位置で噛み合うように導く必要があると判断しました。

行ったご提案・治療内容

まず、上顎に歯並びを広げる「拡大装置」を使用して、永久歯が並ぶためのスペースを確保します。その後、取り外し可能なマウスピース型装置「T4Kトレーナー」を用いて口周りの筋肉を訓練し、正常なあごの発達を促す治療計画を提案したところ、同意いただきました。

T4Kトレーナーは、口呼吸や舌の動きの癖など、歯並びに悪影響を及ぼす要因を改善し、口周りの筋肉のバランスを整える装置で、成長期の子どもの矯正治療に適しています。

はじめに患者様専用の拡大装置を作製し、6ヶ月間装着していただきました。
その結果、歯並びの幅が広がり十分なスペースが確保できたため、T4Kトレーナーを毎日ご自宅で一定時間装着していただき、口周りの筋肉のバランスを整えました。

現在は、患者様のあごの発育や歯の成長に合わせた適切なサイズのトレーナーに交換しながら、治療を継続しています。

治療期間の目安 6年
おおよその費用 約450,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

50代女性 プラークと歯石を保険診療内のクリーニングで除去した症例 [2025年03月04日]

治療前

治療後

ご相談内容

「クリーニングをしてほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、お口の中の細菌が塊になった「プラーク」や、プラークが唾液の成分などと結合して硬化した「歯石」が大量に付着していました。プラークには、虫歯だけでなく歯を支える歯茎や骨に炎症を起こす「歯周病」の原因菌など、さまざまな細菌が含まれています。

特に、左上奥歯の歯と歯茎の境目には多量の歯石が付着し、歯茎が炎症を起こしています。
プラークは歯ブラシで除去できますが、歯石は強固に歯に付着しているためご自身で除去するのは困難です。
また、歯石の表面はデコボコしているため、さらにプラークが付着しやすい状態になります。

このまま放置すると歯周病が進行する原因になるため、プラークや歯石を除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

保険診療内のクリーニングでプラークや歯石を除去できることをお伝えし、治療に同意いただきました。
歯科医院で行うクリーニングは、ご自身で落とすのが難しい歯石や、歯ブラシなどの清掃道具の入りにくい歯と歯の間の汚れもしっかり除去することができます。

まず、歯に付着しているプラークと歯石を除去する「スケーリング」を行いました。
その後、プラークや歯石が再び付着しないように、歯の表面のざらつきを取り除いて滑らかに磨き上げる「ポリッシング」を行い、治療を終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

6歳女の子 取り外し式の矯正装置でガタガタした歯並びを改善した症例 [2025年03月04日]

治療前

治療後

ご相談内容

「下のガタガタした歯並びを治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

下の前歯は歯が適切な位置に並ぶためのスペースが不足しており、ガタガタに生える「叢生(そうせい)」の状態でした。

また、上の前歯2本は斜めに生え、真ん中に隙間ができる「正中離開(せいちゅうりかい)」が見られました。なお、上の歯はこの2本以外はまだ乳歯です。
そのため正中離開を放置すると、乳歯よりもサイズの大きい永久歯が生えるスペースを確保できず、上の歯も叢生になる可能性があります。

上下ともに将来的に歯並びや噛み合わせが悪化するおそれがあるため、成長に合わせた矯正治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

取り外し式の矯正装置「拡大床(かくだいしょう)」で歯を外側に広げ、抜歯をせず歯がきれいに並ぶスペースを作り、歯並びを整える治療を提案しました。

拡大床は患者様の生活スタイルに合わせて取り外しや調整が可能ですが、装着する時間が短いと計画通りに治療が進まないこともあるので注意が必要です。
そのため治療が円滑に進むよう、できるだけ長時間装着することを患者様と親御様にお願いしました。

治療に際して、急速に拡大を行うのではなく、身体や頭の骨の大きさに応じて無理のない範囲で進めることに注力しました。

現在も拡大床を継続して使用いただき、定期的に経過を確認しています。

治療期間の目安 3年
おおよその費用 約350,000円
治療リスク

・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

70代男性 仮歯のまま放置していた歯を強度が高いゴールドの被せ物で修復した症例 [2025年03月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「仮歯のまま放置してしまった歯があるので、ちゃんと完成させたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上奥歯4本と右上奥歯3本には、歯科用プラスチック「即時重合レジン」で作製された仮歯が装着されていました。
ただ、仮歯の装着後に通院を中断してからすでに8年が経過していたため、仮歯が擦り減って破損しており、一部内側の歯が露出している状態です。

仮歯は、一時的な使用を目的として作製されているため耐久性が低く、表面に汚れが付着しやすいため、長期間使用すると虫歯や歯茎に炎症が起きる「歯周病」の原因になるおそれがあります。

以上のことから、早急に仮歯を外し、適切な被せ物を用いて治療を行う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様は、強度が高い金属の素材「ゴールド」を用いた被せ物で前歯を治療した経験があったため、今回も同じゴールドでの治療を希望されていました。

ゴールドは、金属の中でも柔軟性があり歯と似た硬さがあるため、噛み合わせになじみやすく、噛み合う歯を傷めにくいメリットがあります。さらに、ほかの歯科用金属と比べると精密な加工が可能で、歯との密着性が高い被せ物が作製できるため、虫歯の再発もしにくいのが特徴です。
その反面、ゴールド自体が高価であり自費診療になること、治療本数も多く治療費がかかることがデメリットといえます。

治療について丁寧にお伝えしたところ、患者様は当初の希望どおり、ゴールドでの治療を選択されました。

まずは仮歯をすべて取り外し、被せ物の土台になる歯を少し削って形を整え、被せ物を作製するための型取りを行います。
被せ物を作製する際はゴールドの色調が目立たないよう、白くて変色しにくい「セラミック」を外側に張り付けた形状のものを採用しました。

後日、完成した被せ物を装着し、歯とのフィット感や噛み合わせに問題がないことを確認して、治療を終了しています。

治療回数の目安 4回程度
おおよその費用 約1,000,000円
治療リスク

・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

7歳女の子 歯並びの幅を広げる装置と口周りの筋肉を鍛えるマウスピース型装置でガタガタした歯並びを改善した症例 [2025年03月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「ガタガタした歯並びを治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、患者様は乳歯と永久歯の両方が混在している「混合歯列期」の状態でした。
しかし永久歯が生えるためのスペースが不足しているため、上下ともに歯が正常な位置からずれたりねじれたりしてデコボコに生える「叢生(そうせい)」が見られます。

これから生えてくる永久歯が正しく並ぶためのスペースも不足しており、このままだと歯並びがさらに悪化する可能性があるため、矯正治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

次の治療計画を提案し、同意いただきました。

・歯並びの幅を広げる「拡大装置」を用いて永久歯が並ぶためのスペースを確保する
・取り外し可能なマウスピース型装置「T4Kトレーナー」を使用して口周りの筋肉を鍛え、正常な顎の発達を促す

T4Kトレーナーは、口呼吸や舌の動きの癖などの歯並びに悪影響を与える要因を改善し、口周りの筋肉のバランスを整える装置で、成長期の子どもの歯列矯正に適しています。

まず、患者様専用の拡大装置を作製し、半年間装着していただきました。
歯並びの幅が広がり十分なスペースが確保できたため、現在はT4Kトレーナーを毎日ご自宅で一定時間装着していただき、口周りの筋肉のバランスを整える治療を継続しています。

治療期間の目安 5年
おおよその費用 約450,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

20代男性 保険診療内のクリーニングでステインを除去した症例 [2025年02月28日]

治療前

治療後

ご相談内容

「前歯が汚いので、きれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上の前歯を中心に食物由来の着色「ステイン」が目立ち、お口を開けた時の美しさが損なわれています。

ステインは食べ物や飲み物に含まれる色素が原因で生じ、毎日の食生活の中で少しずつ蓄積します。
ご自身の歯磨きだけでは完全に落とすことが難しく、また放置すると新たなステインや汚れが付きやすくなるため、歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。

行ったご提案・治療内容

ステインを除去する方法として保険診療内のクリーニングを提案し、同意いただきました。

最初に、超音波を利用した機械や専用の器具を用いて、ステインを丁寧に取り除きました。
ステインを取り除いたあとは、器具の刺激により歯の表面に微細な傷ができることがあります。
傷は目に見えない程度ですが、そのままにしておくと汚れやステインが再度付着しやすくなるため、回転するブラシを使用して表面を滑らかに磨く「ポリッシング」を行い、艶のある歯に仕上げました。

また、日頃のステインの付着量をできる限り軽減できるように、患者様には着色の原因や起こりやすい箇所、歯ブラシの正しい当て方・動かし方について詳しくお伝えしています。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

50代女性 保険診療内のクリーニングでプラークと歯石を除去した症例 [2025年02月26日]

治療前

治療後

ご相談内容

「久しぶりに口腔内のクリーニングをしてもらいたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、口腔内全体に細菌の塊である「プラーク」が付着していました。
プラークの中には、虫歯や歯茎が炎症を起こす「歯周病」の原因となる菌が存在しているため、そのままにしておくと口腔内トラブルを発症するリスクが高まります。

また患者様は気付いていませんでしたが、下の前歯を中心にプラークが唾液の成分で固まった「歯石」が多数付着していました。
さらに歯石に覆われている歯茎は、歯周病菌の出す毒素により、炎症を起こしていると考えられます。

プラークは通常のブラッシングで取り除くことができますが、硬い歯石はセルフケアで除去することが困難です。加えて、歯石の表面はザラザラしており、歯石が付着している部位は通常の歯よりもプラークが付着しやすい状態になります。

このまま放置すると歯周病が徐々に進行し、最終的に歯を失うおそれもあるため、プラークと歯石を除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

口腔内に付着したプラークと歯石は保険診療内のクリーニングで除去できることをお伝えし、同意いただきました。
歯科医院で行うクリーニングは、通常の歯磨きでは落としにくい歯石や、歯と歯の間の汚れまでしっかりと落とすことができます。

まず専用の器具を使用して、プラークと歯石を丁寧に除去します。
歯石を除去した歯は表面がざらざらすることがあるため、歯の表面を磨き上げる「ポリッシング」を用いて、なめらかになるよう仕上げました。歯の表面がなめらかになると、新しい汚れが付きにくくなるメリットがあります。

最後に、歯周病予防には普段の歯磨きで汚れを落とすことが大切であることをお伝えし、正しい歯磨きの方法を説明して、治療を終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

30代女性 外れた銀歯の下で再発した虫歯を除去して自然な白さのe-maxインレーで修復した症例 [2025年02月08日]

治療前

治療後

ご相談内容

「左下の歯に入っていた詰め物が取れてしまった。せっかくなので、この機会に白い詰め物で治療をしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左下奥歯(第2小臼歯)に装着されていた金属の詰め物「メタルインレー」が外れており、詰め物の下では虫歯の再発が認められました。
詰め物が外れたのは、メタルインレーが経年劣化を起こして歯との間にわずかな隙間が生じ、そこから細菌が入り込んで虫歯が再発したことが原因だと考えられます。

このまま放置すると、虫歯が神経にまで達して痛みが出るリスクがあるため、早急に治療をする必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様は「虫歯を取り除いたあとは、今までのメタルインレーではなく白い詰め物がいい」と希望されたため、以下の治療方法を提案しました。

・保険診療の白い詰め物「コンポジットレジンインレー」
歯科用プラスチックで作られている詰め物です。見た目は白いものの傷が付きやすく、割れたり外れたりしやすい特徴があります。

・自由診療の白い詰め物
保険診療に比べ費用はかかりますが、天然歯のような自然な見た目を再現できます。使用できる素材は「e-max」と「ジルコニア」の2種類です。
e-maxは天然歯と同程度の強度があり、他のセラミック素材と比較して費用を抑えることができます。
ジルコニアはe-maxよりも強度があるため、奥歯など噛む力による負担を受けやすい場所に適しています。
また、どちらも汚れが付着しにくいことから、虫歯の再発リスクを軽減できる点もメリットです。

患者様は、強度もあり費用も抑えられるという理由から、e-maxによる修復を選択されました。

1回目の治療では、取り残しがないよう丁寧に虫歯を取り除き、歯の形をしっかり整えてから型取りを行いました。
2回目の治療で完成したe-maxインレーを装着し、噛み合わせや見た目に問題がないことを確認して、治療を終了しています。

治療回数の目安 2回
おおよその費用 約50,000円
治療リスク

・治療中に痛みを伴う場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

60代女性 被せ物が外れた奥歯を自然な見た目の部分入れ歯で修復した症例 [2025年02月08日]

治療前

治療中

治療後

ご相談内容

「左上奥歯の被せ物が取れたので診てほしい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上奥歯は過去の治療で装着された被せ物が外れて、グラグラと揺れていました。
歯の揺れと歯茎の状態から、歯茎に炎症が生じて歯を支える骨がなくなる「歯周病」が進行していると判断しました。
さらにレントゲン検査の結果、歯根が短く、根の中に芯を入れる土台部分も十分な長さがないため、被せ物を支えることが困難な状態です。

仮に歯根が短いまま新たに被せ物の治療をしても外れやすく、再治療のリスクが伴います。
また歯周病が進行すると歯根がより揺れやすくなり、被せ物を安定して支えることが難しくなるため、治療の選択肢が限られる場合があります。

現状のままでは食べ物が噛みにくいだけでなく、隣の歯が傾いたり動いたりして噛み合わせがずれ、虫歯や歯周病のリスクが高まって口腔内環境が悪化することが考えられます。

以上の理由から、被せ物が外れた歯を修復する治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

診断結果を丁寧に説明し、歯を抜く必要があることをお伝えしました。
そのうえで取り外し式の「部分入れ歯」、顎の骨に人工歯根を埋める「インプラント治療」、両隣の歯を土台にして被せ物を装着する「ブリッジ」の3つの治療法を提案しています。

しかし患者様は「ブリッジ以外で治療したい。できれば歯を抜かずに残したい」とご希望されたため、ご希望に沿える治療法は部分入れ歯のみであることを説明し、同意いただきました。

保険診療で作製する一般的な入れ歯は、隣接する歯に引っかける金属製のバネ「クラスプ」が口を開けた際に目立つことがあります。
そこで、見た目が自然で目立ちにくい「ノンクラスプデンチャー」を併せておすすめし、同意いただきました。

ノンクラスプデンチャーは、自由診療のため保険診療より費用がかかるものの、以下のような特長があります。
【機能性】
・入れ歯を固定する部分と歯茎に当たる床部分が一体化していて両隣の歯を痛めにくく、さらに入れ歯が安定するためしっかりと噛むことができる
・薄くて軽量なため、装着時の違和感が少ない

【審美性】
・プラスチック製で金属のバネを使用していないため、口を開けても金具部分が目立ちにくい
・クラスプの代わりに歯に引っかける部分を歯ぐきの色に近い樹脂で作るため、より自然な見た目を再現できる

【衛生面】
・取り外しが可能なため、入れ歯と口腔内を清潔に保つことが可能

治療の際は、まず左上奥歯を歯ぐきの高さに合わせて整えたあと、歯根の表面をしっかりと覆う処置を施しました。
次に上下の精密な歯型をとり、噛み合わせの位置を丁寧に記録したうえで、技工所にノンクラスプデンチャーの製作を依頼します。

後日、完成した入れ歯を装着していただき、噛み合わせや歯ぐきの痛み、装着時の不快感がないよう細部まで微調整を行い、治療を終了しました。

治療回数の目安 3回
おおよその費用 約150,000円
治療リスク

・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

50代男性 金属のブリッジを除去して審美性に優れたジルコニアブリッジで修復した症例 [2025年02月05日]

治療前

治療後

ご相談内容

「左上に装着している金属の被せ物の見た目が気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の前歯から奥歯にかけて保険診療内で作製できる被せ物「ブリッジ」が装着されていました。
ブリッジは、欠損した歯の機能を補うために前後の歯を土台にして連結した被せ物です。

保険診療内で作製するブリッジは、目立ちやすい前歯には金属フレームに歯科用プラスチック「硬質レジン」をコーティングした白い被せ物が使用されます。
一方、患者様のように奥歯にブリッジを装着する場合は強度に優れた金属製の被せ物が用いられますが、お口をあけたときに目立ちやすいのがデメリットです。

今回、ブリッジを作り直して、口元の審美性を改善する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様は以前、前歯を天然歯に近い白さと耐久性を持つ「ジルコニア」で治療された経験があり、今回も同様にジルコニアでブリッジを作製したいとの希望がありました。
ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度があり、奥歯のように強い力がかかる部分に適した素材です。

患者様のご希望どおり、自費診療のジルコニアブリッジであれば天然歯のような自然な見た目を再現できること、ただしジルコニアは硬度が高すぎるため、噛み合わせの調整を適切に行わないと噛み合う歯を傷つける可能性があることもお伝えし、治療に同意いただきました。

治療の際はまず古いブリッジを取り外し、土台となる歯の形を丁寧に整えてから、ジルコニアブリッジを作製するための型取りを行いました。

後日、完成したジルコニアブリッジの噛み合わせをしっかりと調整して装着し、治療を終了しました。

治療回数の目安 2回
おおよその費用 約550,000円
治療リスク

・ブリッジの装着に際し、天然歯を削る必要があります
・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が破損する可能性があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です