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50代女性 長年の使用で劣化した前歯のブリッジを除去してメタルボンドを使用した新しいブリッジで修復した症例|朝霞市の歯医者ならエスペレ歯科・ホープデンタルクリニック

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50代女性 長年の使用で劣化した前歯のブリッジを除去してメタルボンドを使用した新しいブリッジで修復した症例 [2024年11月13日]

治療前

治療後

ご相談内容

「上の前歯に装着しているブリッジが古く、汚れてしまっているのが気になる。また、右の前歯が奥に引っ込んでいるので、そこも併せてきれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、欠損している右上の前歯(中切歯)を補うために、両隣の前歯2本(右の側切歯と左の中切歯)を土台として、人工歯を連結した被せ物「ブリッジ」が装着されています。

しかし、土台の歯である右上の側切歯は、本来の位置から内側にずれて生えている「口蓋(こうがい)転位」の状態で、内側に寄った位置に合わせてブリッジが装着されていました。
そのため前歯全体が奥に引っ込み、上の前歯が下の前歯の内側で噛み合う「逆被蓋(ぎゃくひがい)」という通常とは逆の噛み合わせが生じています。

さらに、被せ物は長期間の使用により劣化が進み変色も見られたため、見た目を改善させるためには、ブリッジの作り直しが必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容

内側に寄っている前歯をできる限り前に出したブリッジを作製するためには、歯茎の上に被せ物が乗る形状にする必要があります。
しかし、この方法は保険診療内での治療が困難なため患者様にお伝えしたところ、自費診療での治療に同意いただきました。

まず古いブリッジを取り外し、新しいブリッジを作製するために歯の形を整え、型取りを行います。

新しいブリッジの素材には、金属フレームの外側に白い陶材「セラミック」を焼き付けた「メタルボンド」を採用しました。

メタルボンドはセラミックのみで作られた被せ物と比べると審美性はやや劣り、また金属を使用しているため、金属アレルギーのリスクもあります。
一方で、セラミックを使用した被せ物の中でも比較的安価で作製できるうえ、内側に金属を使用していることで非常に強度が高く、奥歯など強い力がかかる部位にも適している点がメリットです。
また、外側がセラミックで覆われているため、天然歯に近い色調を再現できます。

後日、完成したブリッジの噛み合わせなどを確認して丁寧に接着し、治療を終了しました。

治療回数の目安 2回
おおよその費用 約350,000円
治療リスク

・土台となる歯に負担がかかるため、将来的に歯が揺れたり、歯の根が割れたりする可能性があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、被せ物が破損する可能性があります
・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

60歳男性 欠損していた左下の奥歯にインプラントを埋入してしっかりと噛めるようにした症例 [2024年11月13日]

治療後

ご相談内容

「左下の奥歯がないので、インプラント治療をしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左下の奥歯が欠損しており、左側で食べ物を噛むことが難しい状態でした。

このまま放置すると、欠損部位と噛み合う「対合歯」である左上の奥歯に、噛み合うはずの歯がなくなったことで欠損部分に向かって伸びる「挺出(ていしゅつ)」が生じるおそれがあります。また、手前の奥歯が欠損部に傾いて歯並びが乱れるリスクも高まります。
さらに左上の対合歯は、細菌感染により歯茎が炎症を起こす「歯周病」が進行していました。

今ある左上の奥歯を守るためにも、左下の奥歯の機能を補い、噛み合わせを整える治療が必要だと診断しました。

行ったご提案・治療内容

患者様は人工歯根を骨に埋め込む「インプラント」治療を希望されていました。検査の結果、欠損している左下の奥歯に対するインプラント治療が可能であることをお伝えしています。

インプラント部分の被せ物については、対合歯である左上の奥歯を守るため、強度があり天然歯にもなじみやすい「セラミック」と歯科用プラスチックの「レジン」を混ぜ合わせた「ハイブリッド前装冠」を提案し、同意いただきました。

ハイブリッド前装冠はセラミックの強度とレジンの割れにくさを兼ね備え、硬すぎず適度にすり減ることで周囲の歯を傷めにくいメリットがあるため、歯周病が進行して状態がよくない左上の奥歯への負担も軽減できます。

まず、口腔内のレントゲンやCTの撮影を行い、インプラントを埋入する部分の骨に問題がないことを確認します。
インプラント埋入時には、顎の骨の形状や噛み合わせを考慮し、しっかりと噛める位置にインプラントを配置しました。

インプラント埋入後は、インプラント部分に装着する被せ物の型取りを行います。
その後、完成したハイブリッド前装冠を装着し、噛み合わせを整えて治療を終了しました。

治療回数の目安 約4回
おおよその費用 約450,000円
治療リスク

・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります
・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります
・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
・自費診療(保険適用外治療)です
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

30代男性 金属アレルギーが発覚したため装着されている銀歯を取り外し保険適用の白い詰め物に替えた症例 [2024年11月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「金属アレルギーとの診断を受けたので、金属の詰め物を取り替えたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右下の奥歯3本に金属製の詰め物である「メタルインレー」が装着されていました。

金属アレルギーがある場合、歯科治療で使用される銀歯から金属イオンが体内に吸収され、アレルギー反応を引き起こすことがあります。そのため、アレルギーを防ぐために、金属以外の材質に替える必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

銀歯を除去したあとの詰め物として、保険診療の白いプラスチック「レジンインレー」と、自費診療の白い詰め物「ジルコニアインレー」の2種類を提案しました。

レジンインレーは自費診療よりも費用を抑えられますが、強度が低いため、噛んだ際に割れやすいのがデメリットです。一方、ジルコニアインレーは治療費は高くなるものの、耐久性に優れており、奥歯でしっかり噛んでも壊れにくい特徴があります。
以上のことから、患者様は費用面を考慮し、保険診療内での治療を希望されたため、レジンインレーで修復する方法を採用しました。

まず右下奥歯3本の銀歯を順に取り除き、詰め物がピッタリとはまるよう歯の形を丁寧に整えてから型取りを実施しました。その後、完成したレジンインレーを装着し、治療を終了しています。

治療回数の目安 6回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・装着に際し、天然歯を削る必要があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、詰め物が割れる可能性があります

50代女性 保険診療の銀歯を取り除き自然な白さを持つe.maxオールセラミッククラウンで修復した症例 [2024年11月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「奥歯の銀歯の見た目が気になるので、白い歯にしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、左上の奥歯には銀の被せ物が装着されていました。
経年劣化が原因で、歯と被せ物の間に隙間や段差が生じてピッタリと合っておらず、虫歯と歯肉の炎症が見られました。

劣化した銀歯をこのまま放置すると、見た目の問題だけでなく虫歯がさらに進行して痛みが出たり、最終的には歯を失ったりする可能性があります。

以上のことから、虫歯治療と併せて、周囲の歯の色に馴染む新しい被せ物で修復する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

虫歯を除去したあと新しい材質で作る被せ物として「オールセラミッククラウン」での治療を提案しました。オールセラミッククラウンは汚れが付きにくいだけでなく、虫歯の再発を抑える特徴があります。また、色合いも自然で強度が高い点もメリットです。

さらに患者様には、セラミックの中でも透明感が高いガラス系セラミック「e.max」と、耐久性がある「ジルコニア」の2種類についてもご説明しました。

e.maxは天然歯に近い透明感と光沢を持ち、ジルコニアに比べて費用を抑えられるものの、噛み合わせた際に強い力がかかりやすい奥歯に装着すると、衝撃で割れる可能性があります。

一方、ジルコニアは自然な白さを持ち、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度に優れているため、奥歯での使用に適していますが、e.maxよりも費用が高くなる傾向にあります。

それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明したところ、患者様は「費用をなるべく抑えたい」との理由から、e.maxを選択されました。

まず金属の被せ物を除去し、取り残しがないよう虫歯を丁寧に除去します。
次に歯の形を整え、被せ物を作製するための型取りを行いました。

その後、完成したe.maxオールセラミッククラウンが歯にピッタリと合っていること、噛み合わせが正しいことを確認し、治療を終了しました。

治療回数の目安 2回
おおよその費用 約100,000円
治療リスク

・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯が再発する場合があります
・治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります

6歳女の子 歯列を広げる装置と口周りの筋肉のバランスを整えるT4Kトレーナーで歯並びと噛み合わせを整えた症例 [2024年11月03日]

治療前

治療後

ご相談内容

「下の前歯がねじれていて、大人の歯が出てくるスペースが足りないように感じる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、永久歯に生え替わったばかりの下の前歯4本がねじれてデコボコに生えており、「叢生(そうせい)」と呼ばれる状態です。叢生により見た目が不自然なだけでなく、噛み合わせにも問題が生じています。

これから生えてくる永久歯が正しく並ぶためのスペースも全体的に不足しており、このまま放置すると将来的に歯並びがさらに悪化する可能性があるため、治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

歯列を広げる「拡大装置」で永久歯が並ぶためのスペースを確保してから、取り外し可能なマウスピース型装置「T4Kトレーナー」で口周りの筋肉を訓練し、正常なあごの発達を促す治療計画を提案し、同意いただきました。

T4Kトレーナーは、口呼吸や舌の動きの癖などの歯並びに悪影響を及ぼす要因を改善し、口周りの筋肉のバランスを整える装置で、成長期の子どもの歯列矯正に適しています。

まずは患者様専用の拡大装置を作製し、10ヶ月間装着していただきました。
歯並びの幅が広がり十分なスペースが確保できたため、T4Kトレーナーを毎日ご自宅で一定時間装着し、口周りの筋肉のバランスを整えました。
その後、全ての永久歯が正しい位置に生え、噛み合わせが整ったことを確認して治療を終了しています。

治療期間の目安 3年(拡大装置10ヶ月、それ以降はT4Kトレーナー)
おおよその費用 約300,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります

9歳女の子 前歯の着色汚れを保険診療内のクリーニングで除去した症例 [2024年10月31日]

治療前

治療後

ご相談内容

「前歯が汚いのできれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、とくに目につきやすい上の前歯を中心に着色汚れ「ステイン」が付着していました。
ステインは、お茶やカレーといった飲食物に含まれる色素や茶渋が原因で歯に付着します。
時間の経過とともに蓄積し、歯ブラシや歯磨き粉を用いた通常の歯磨きでは落としにくいのが特徴です。

ステイン自体は、虫歯や歯茎が炎症を起こし腫れたり出血したりする「歯肉炎」の直接的な原因にはなりませんが、歯の表面がざらつくことで細菌のかたまりである「プラーク」が付着しやすくなります。
プラークの中には虫歯や歯肉炎の原因菌が含まれているため、このまま放置すると虫歯や歯肉炎のリスクも高まります。

見た目の問題だけでなく、これらのリスクを減らすためにもステインを除去する治療が必要と診断しました。

行ったご提案・治療内容

保険診療内のクリーニングでステインを除去できることをお伝えし、治療に同意いただきました。
歯科医院で行うクリーニングは、通常の歯磨きでは落としきれないステインや、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間の汚れもしっかりと除去することが可能です。

まず、器具を用いて口腔内の清掃とステインの除去を行いました。
器具で歯の表面を傷つけると再び着色汚れが付着しやすくなるため、傷つけないよう細心の注意を払っています。

次に、歯の表面のざらつきを取り除き滑らかに磨き上げる「ポリッシング」を実施しました。
ポリッシングにより歯の表面をツルツルに磨き上げることで、ステインやプラークが再付着するのを防ぎ、虫歯や歯肉炎のリスクを軽減しています。

以上の工程でステインをしっかり除去し、治療を終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります

7歳男の子 上前歯の深い噛み合わせをトレーナー治療により筋肉バランスを整え改善した症例 [2024年10月31日]

治療前

治療後

ご相談内容

「下の前歯が見えないので治したい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、すべてが子供の歯である「乳歯列期」で、奥歯を噛み合わせた際に上の前歯が下の前歯を覆って隠すような噛み合わせ「過蓋咬合(かがいこうごう)」が見られました。

過蓋咬合をそのまま放置すると、噛み合わせの問題から出っ歯になったり、奥歯に負担がかかって将来的に歯や顎に痛みが出たりするおそれがあります。

そのため、すべて大人の歯に生えかわる「永久歯列期」までに、正しい位置で噛み合うように導く治療が必要であると診断しました。

行ったご提案・治療内容

正しい位置での噛み合わせを獲得するために、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置「T4Kトレーナー」を用いて口周りの筋肉のバランスを整える「トレーナー治療」を提案しました。

トレーナー治療は、舌の癖や口呼吸といった歯並びに影響を与える習慣を取り除き、顎の成長を促すことで噛み合わせの改善を目指す治療法です。
また矯正装置は装着時の痛みが少なく、1日一定時間の装着で効果を発揮します。

ただ、トレーナー治療を行ううえで十分な効果が得られない場合には、顎の幅を拡げる「拡大装置」を用いた治療に移行する必要があることも説明し、同意いただきました。

治療の際は、トレーナーのサイズ交換などを必要に応じて行い、継続的にしっかりと装着していただきました。
その後、上下前歯が4本ずつ永久歯に生えかわった段階で過蓋咬合が改善したため、トレーナー治療を終了しています。

治療期間の目安 4年
おおよその費用 約200,000円
治療リスク

・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります
・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります

50代女性 古い被せ物を除去してガラス系セラミックであるE-MAXの被せ物で修復した症例 [2024年10月31日]

治療前

治療後

ご相談内容

「右上奥歯2本の被せ物が古くなって汚れてしまったので、きれいにしたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の歯2本は過去に虫歯治療を受けており、被せ物が装着されていました。
治療は約10年前に行われたもので、年月が経ったことで被せ物が劣化し、歯と被せ物の間に隙間が生じている状態です。

劣化した被せ物をこのまま使い続けると、隙間から虫歯が再発したり被せ物が外れたりするおそれがあるため、早急に新しい被せ物を作製する必要があると判断しました。

行ったご提案・治療内容

劣化した被せ物を除去したあと、新しい被せ物を作る治療方法をお伝えしたところ、患者様は「白い被せ物にしたい」と希望されました。
そのため、被せ物の素材には白い陶材「セラミック」の中でも人工ダイヤモンドでできた「ジルコニア」と、ガラス系セラミックの「E−MAX」の2種類を提案しました。

ジルコニアは高い強度を持ち、噛む力が強くかかる奥歯に適していますが、E−MAXよりも費用がかかります。
一方、E−MAXはジルコニアほどではありませんが天然歯に近い強度を持ち、費用も比較的抑えられるのがメリットです。
今回の治療部位は、奥歯の手前にある第1小臼歯と第2小臼歯で、奥歯ほど噛む力の負担を受けないため、E−MAXでも十分な強度がある被せ物を作製できます。

それぞれのメリットとデメリットを丁寧に説明したところ、患者様は「費用も抑えたい」との理由から、E−MAXを選択されました。

まず古い被せ物を除去し、土台となる歯の形を整えてから型取りを行いました。
その後、完成したE−MAXの被せ物をセメントでしっかりと装着し、治療を終了しています。

治療回数の目安 2回
おおよその費用 約200,000円
治療リスク

・装着に際し、天然歯を削る場合があります
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です

70代女性 欠損した前歯にバネを使用しないノンクラスプデンチャーを入れて歯の機能を補った症例 [2024年10月31日]

治療前

治療後

ご相談内容

「右上の前歯に入れ歯を入れたいが、バネがあるものは避けたい」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の糸切り歯(犬歯)が欠損していました。
犬歯は目立ちやすい場所のため、前歯がないことで審美性を損なっています。
見た目の問題だけでなく、欠損したまま放置すると隣の歯が倒れたり、噛み合わせの歯である下の歯が伸びたりするリスクがあります。

以上のことから、欠損した歯の機能を補う必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

保険診療内で作製できる入れ歯は、入れ歯が外れたり浮き上がったりするのを防ぐために周りの歯に引っかける金属製のバネ「クラスプ」が付いていることがほとんどです。
とくに今回のように前歯が欠損している場合、クラスプも隣の前歯にかけるため目立ちやすくなります。
そこで、バネがない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」を提案し、同意いただきました。

ノンクラスプデンチャーは自由診療のため保険診療より費用がかかるものの、クラスプの代わりに歯に引っかける部分を歯ぐきの色に近い樹脂で作るため、より自然な見た目を再現できます。

まず上下の精密な歯型を取り、噛み合わせの位置を丁寧に確認したあと、技工所で入れ歯を製作します。
後日、完成した入れ歯を装着していただき、噛み合わせや歯ぐきの痛み、装着時の不快感がないよう細部まで微調整を行い、治療を終了しました。

治療回数の目安 2回
おおよその費用 約250,000円
治療リスク

・着脱式のため、食後の清掃が必要です
・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります
・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります

9歳男の子 下の前歯に付着した歯石を専用の器具で丁寧に取り除いた症例 [2024年10月31日]

治療前

治療後

ご相談内容

「下の前歯に歯石があるのが気になる」とご相談いただきました。

カウンセリング・診断結果

拝見したところ、下の前歯の裏側には「歯石」が付着していました。
歯石は、細菌の塊である「プラーク」が石灰化して固くなって歯に強くこびり付いたもので、日常の歯磨きだけで取り除くのは困難です。

歯石をこのまま放置するとさらに汚れが付着しやすい状態になり、歯茎が炎症を起こしたり虫歯を発症したりする原因になるおそれがあります。
口腔内を清潔に保ち、歯の健康を守るためには、歯石をしっかりと除去する必要があると診断しました。

行ったご提案・治療内容

保険診療のクリーニングで歯石を除去できることをお伝えし、同意いただきました。

まず歯にしっかりと付着している歯石を、超音波の力を利用した機械「超音波スケーラー」と専用の器具「手用スケーラー」を用いて丁寧に除去しました。

歯石を除去したあとは歯の表面がザラザラした状態になることがありますが、そのままにすると再び汚れや歯石が付着しやすくなります。
そのため、歯石の除去後は回転するブラシと歯にやさしい専用の研磨剤で磨く「ポリッシング」を行い、歯の表面がツルツルと滑らかになるように仕上げて、治療を終了しました。

治療回数の目安 1回
おおよその費用 保険診療内
治療リスク

・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります