治療前
治療後
ご相談内容 |
「数年前に入れた右上前歯のインプラントが、お正月に取れてしまった」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、右上の前歯(側切歯/2番)が欠損しており、インプラントが抜け落ちてからだいぶ時間が経過していたため歯茎にあいていた穴も閉じていました。 インプラントが抜けてしまった原因には、以下が考えられます。 患者様には、インプラントを入れた状況やその後の経過などを詳しく把握しているインプラント治療をされた歯科医院での受診をおすすめしましたが、お引越しをされて通院が難しいとのご事情から当院での治療をご希望されました。 |
行ったご提案・治療内容 |
右上前歯の両隣の歯(右上の中切歯/1番、犬歯/3番)もインプラントが入っているため、保険診療では入れ歯が作れないことをお伝えしました。 ノンクラスプデンチャーは、入れ歯を固定する部分と歯茎に当たる床部分が一体になっているため、両隣のインプラントを痛めにくく、入れ歯もしっかり安定して噛みやすいのが特長です。 まず上下の歯型をとり、噛み合わせの位置を丁寧に確認して入れ歯を製作しました。 |
治療回数の目安 | 2回 |
おおよその費用 | 約130,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
お口にぴったりフィットした入れ歯が入り、しっかり噛めるようになりました。 現在はお口や入れ歯のメンテナンスのために、定期的に通院いただいています。 |
治療リスク |
・着脱式のため、食後の清掃が必要です |
クリニックより |
入れ歯は取り外し式ですので、固定式のインプラントと全く同じ噛み心地、使い心地に回復させるのは難しいですが、患者様からのお声を丁寧にヒアリングし、より良い入れ歯を作製できるよう心がけております。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「下の前歯が汚いので綺麗にしたい」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、歯の根元に細菌の塊である「歯垢」と歯垢が硬くなり石灰化した「歯石」が付着していました。 このままの状態を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、ステインもどんどん濃くなって印象も悪くなります。 |
行ったご提案・治療内容 |
歯垢や歯石、ステインを除去するためにお口全体のクリーニングを提案し、同意いただきました。 まず専用の機械で歯垢や歯石を取り除く「スケーリング」を行い、歯の根元や歯と歯の隙間の汚れを丁寧に清掃しました。 |
治療回数の目安 | 1回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
ステインや歯石が取れ歯の色もワントーン上がったことで、明るく美しい口元に改善しました。 現在は、綺麗な状態をキープするために、定期健診で経過を観察しています。 |
治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
クリニックより |
ステインの付き方はタバコやコーヒーなどの嗜好品の種類や摂取量によって異なりますが、日々の歯磨きと定期的なクリーニングで綺麗な状態を保つことができます。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「前歯が汚れているのが気になる」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上下前歯が着色しており、お口を開けた時に目立っていました。 歯の着色は主に飲食物由来の色素である「ステイン」に起因しています。 |
行ったご提案・治療内容 |
保険診療内のクリーニングでステインを除去できることをお伝えし、同意いただきました。 まず、頑固な着色を超音波の力を利用した機械や専用の器具を使って細部まで丁寧に取り除きました。 また、新たな着色を防ぐため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けていただくこと、着色しやすい箇所や歯ブラシの適切な使い方など、セルフケアのポイントをお伝えしました。 |
治療回数の目安 | 1回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
歯が本来の艶を取り戻し、清潔感がある口元になりました。 現在も定期的な検診でご通院いただいています。 |
治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
クリニックより |
個人差はありますが、ステインや歯石は自然に付着してしまいます。綺麗な歯を保つためには、歯科医院で定期的にクリーニングを受けていただくことをおすすめしています。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「前歯の汚れを落としたい」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上下の前歯に着色が見られ特に上の前歯は汚れが目立っていたため、お口を開けたときの見た目が悪くなっていました。 着色の主な原因のひとつは、飲食物に含まれる「ステイン」です。 歯にステインが着色してしまうと、ご自宅での歯磨きで取り除くことは難しく、歯科医院で定期的にクリーニングを行う必要があることをお伝えしました。 |
行ったご提案・治療内容 |
保険診療内のクリーニングで着色が除去できることをお伝えし、同意いただきました。 着色を除去した後、回転するブラシで歯の表面を滑らかに磨く「ポリッシング」を行い、清潔かつ着色しにくい状態に仕上げました。 |
治療回数の目安 | 1回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
歯が本来の白さを取り戻し、清潔感のある美しい口元になりました。 綺麗で健康な状態を保つために、現在も定期的な検診で通院いただいています。 |
治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
クリニックより |
ステインは、個人差はありますが自然に付着してしまいます。綺麗な歯を保つために、歯科医院で定期的にクリーニングを受けていただくことをおすすめしています。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「上の前歯と奥歯がない。インプラント以外で治療したい」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
お口の中を拝見した結果、右上前歯(中切歯/1番)と右上奥歯(第1小臼歯/4番)には歯がありませんでした。 患者様に詳しくお伺いしたところ、「前歯は元々欠損しており、奥歯は歯の根っこが折れて抜歯して以降はずっと歯がないままにしていた」とのことでした。 歯がない状態を放置すると噛みにくいのはもちろん、隣り合う歯が傾いたり動いたりして噛み合わせがずれてしまいお口の中の環境が悪くなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。 これらのリスクを踏まえ、機能性や審美性、健康面から見ても失われている歯を早急に補う必要があると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 |
歯を補いしっかり噛めるように修復する方法として、取り外し式の「部分入れ歯」と、両隣の歯を土台にして被せ物を装着する「ブリッジ」、人工歯根を埋め込む「インプラント」の選択肢があります。 患者様は元々インプラント以外での治療をご希望だったため、インプラントは除外しています。 ノンクラスプデンチャーはプラスチック製で金属のバネを使用していないため、口を開けても金具などは見えず周囲の目も気になりません。また、保険の入れ歯に比べて薄くて軽いため、着け心地も快適です。 まずお口全体の歯型を取り、噛み合わせの位置も詳細に記録して、ノンクラスプデンチャーの製作を技工所に依頼しました。 完成した入れ歯を装着した後は、歯ぐきにしっかり密着しているかや噛めているかを確認しながら、患者様が快適に使用できるよう細部まで丁寧に調整しました。 |
治療回数の目安 | 2回 |
おおよその費用 | 約130,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
患者様のお口にぴったりフィットした入れ歯が入り、食事もしっかり噛めています。 現在は入れ歯のメンテナンスや経過観察のために、定期的に来院いただいています。 |
治療リスク |
・着脱式のため、食後の清掃が必要です |
クリニックより |
ノンクラスプデンチャーは、どんな症例にも必ず適応できるわけではありませんので、状況により選択するべき治療法は異なります。 |
治療前
治療後
ご相談内容 |
「前歯が汚れている」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
拝見したところ、上の前歯の着色が目立ち、審美性が損なわれていました。 着色の主な原因として、食べ物や飲み物に含まれる色素「ステイン」が毎日の食生活の中で少しずつ蓄積する点が挙げられます。 |
行ったご提案・治療内容 |
保険診療内のクリーニングで着色を除去できることをお伝えし、同意いただきました。 頑固な着色は超音波を利用した機器や専用の器具で丁寧に取り除きました。 クリーニング後はしっかりとケアを続けることで、綺麗な状態を維持できます。そこで、患者様に歯ブラシの適切な使用法や着色しやすい場所を丁寧に指導し、また定期的にクリーニングを受けていただく重要性もお伝えしました。 |
治療回数の目安 | 1回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 |
歯が本来の輝きを取り戻し、清潔感のある口元になりました。 美しく健康な歯を保つため、現在も定期的な検診でご通院いただいています。 |
治療リスク |
・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります |
クリニックより |
年齢を重ねるとともに、コーヒーや紅茶などステインを多く含む飲み物を好むようになり、その結果、ステインが歯に付着しやすくなることがあります。 |
治療前
治療後
ご相談内容 | 「下の前歯についた歯石を取りたい」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、下の前歯の歯と歯の間に歯石が付着していました。
歯石は細菌の塊が硬く石灰化したもので、歯磨きでは落とすことが難しく、放置すると歯ぐきの炎症や虫歯を引き起こす恐れがあります。 |
行ったご提案・治療内容 | 保険適応のクリーニングで歯石を除去できることをお伝えし、同意いただきました。
まず、強固に付着している歯石を、超音波の力を利用した機械や専用の器具を用いて丁寧に除去します。歯石除去後は、器具の刺激により歯の表面に細かな傷が生じます。傷があると新たな汚れが付着しやすくなるため、回転するブラシで歯の表面を磨き上げ滑らかにしました。 歯石の再付着を防ぐにはご自宅でのケアも重要です。ご自宅でしっかり歯磨きができるように、歯ブラシの正しい当て方や磨き方、汚れが残りやすい場所などを説明しました。 |
治療回数の目安 | 1回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 | 歯が本来の輝きを取り戻し、健康的なお口になりました。 患者様にも「きれいな歯になって嬉しい。口の中がすっきりした」と大変お喜びいただきました。 現在も定期的な検診でご来院いただいており、歯石が目立つ際はクリーニングを実施してお口のトラブルを予防しています。 |
治療リスク | ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります ・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります |
クリニックより | 歯石や着色は日々の食生活の中で生じ、避けることが難しい問題ですが、正しい歯磨きを行うことで、その程度を軽減することができます。 当院では、クリーニングだけでなく患者様に合わせた歯磨きの方法をお伝えし、清潔で健康的なお口を保つお手伝いをしております。ぜひお気軽にご相談ください。 |
治療前
治療後
ご相談内容 | 親御様と一緒にご来院され、「歯並びと噛み合わせが悪く、ご飯が上手く食べられない。呼吸もしにくく、よく頭痛になる」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 | 患者様は、上下のあごの幅が合っていないためしっかりと噛むことが難しく、下あごをわざと右にずらして奥歯を噛み合わせる癖がついていました。 お顔全体が写るレントゲン写真「セファロ」では、首の骨が変形してストレートネックになっており、気道も狭いことが明らかになりました。 成長期のあごの歪みはお顔の発達にも影響を及ぼし、呼吸機能の異常や頭痛などの全身的な問題も引き起こします。 |
行ったご提案・治療内容 | 噛み合わせの治療を行ってあごを適切な位置に誘導してから、将来的に歯並びを整える治療に移行することをご提案しました。 患者様はあごをずらして食事をすることが普通だと認識していましたが、治療により自然な噛み合わせになることや、頭痛や呼吸のしにくさも改善される可能性を説明し、同意いただきました。 噛み合わせの位置を正しくするためには、歯の高さや形を調整する必要があります。今回は、合成樹脂の仮歯を下の左右奥歯に装着し、調整を重ねながら正常に噛める位置を探っていきました。 |
治療回数の目安 | 約4回 |
おおよその費用 | 約450,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 適切な位置でバランス良く噛めるようになりました。 患者様や親御様にも「食事や呼吸も楽にできるようになり、頭痛も減った」と大変ご満足いただいています。 歯並びのでこぼこを整える矯正治療に関しては、「成人してからやりたい」とご希望いただきました。 |
治療リスク | ・噛み合わせ治療に使用する仮歯は破損や劣化の可能性があるため、必要に応じて新しく作り直すことがあります。 ・仮歯は、基本的に装着部位の永久歯が完全に生え揃うまで使用する必要があります。 ・呼吸の問題や頭痛は噛み合わせ治療で改善する可能性がありますが、同時に医科での診察も受ける必要があります。 |
治療前
治療後
ご相談内容 | 親御様より「子どもの歯並びが悪くて心配」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、歯がデコボコに生えている「叢生(そうせい)」が上下前歯に認められました。 歯並びを詳しく検査した結果、上あごの幅が狭いため上の歯が綺麗に並ぶスペースが不足していることがわかりました。 また、上あごの狭窄は口呼吸を引き起こし、頬や舌など口周りの筋肉の成長や動きにも影響を与えます。この筋機能のバランスの崩れが、上だけでなく下の歯並びの正常な発達も妨げていると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 上あごの幅を広げてから、口周りの筋肉のバランスを整えて上下の叢生を改善する矯正治療をご提案しました。 成長期の矯正治療の目的は、あごと筋肉の正しい発達を助け、歯に負担をかけずに歯並びの改善を促すことです。今から治療を始めることで、これから生え変わる永久歯も綺麗に並ぶ可能性が高まることを説明し、同意いただきました。 まずは固定式の「急速拡大装置」を使用して上あごの幅を十分に広げてから、筋肉のバランスや口呼吸を改善するための「トレーナー装置」の使用を開始しました。 |
治療期間の目安 | 約2年 |
おおよその費用 | 約300,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 治療開始から約2年で、歯が適切な位置に並んで自然な見た目になりました。 「最初と比べてとても綺麗な歯並びになった」と大変お喜びいただきました。 患者様はまだ成長期のため、今後も歯並びが少しずつ変化していきます。将来的に細かい部分の調整をご希望される場合は、ワイヤー装置などによる矯正治療で対応できることをお伝えしました。 今後も定期的な検診を継続し、歯並びが安定するまで経過を拝見していきます。 |
治療リスク | ・治療中、発音しにくい場合があります ・治療中、舌が動かしにくいことがあります ・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります |
クリニックより | 矯正治療は、乳歯と永久歯が両方存在している「混合歯列期」に行う一次矯正・予防矯正と、永久歯が生え揃った「永久歯列期」に行う二次矯正・本格矯正の2つのステージに分類されます。 今回は一次矯正のみで良好な結果を得ることができました。今後、歯並びの微調整や患者様のご希望に応じて、ワイヤー装置などによる二次矯正が必要となる場合があります。 各ステージで治療方法に違いがあるため、矯正をご希望される患者様には担当歯科医師が丁寧にわかりやすく説明いたします。ぜひお気軽にご相談ください。 |
治療前
治療後
ご相談内容 | 「前歯が汚くて恥ずかしい」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、全体的に茶渋による着色汚れの「ステイン」が見られ、特に上の前歯(中切歯/1番)は茶色が目立っていました。
また、ねばねばした細菌の集まりである「歯垢」と、歯垢が硬く石灰化した「歯石」が歯に付着しているため、黄色みを帯びて艶も失われ、口元が暗い印象でした。 ステインが付着すると歯の表面がざらざらになってますます汚れが付きやすくなり、虫歯や歯茎が腫れて血が出る「歯肉炎」のリスクが高くなるため、歯科医院でしっかり取り除く必要があります。 |
行ったご提案・治療内容 | 患者様に歯垢と歯石、ステインを除去する必要性を説明し、同意いただきました。
まずは歯科医院専用の機器を使用して、歯にこびり付いた歯石や汚れを丁寧に取り除く「スケーリング」をします。 |
治療期間の目安 | 1日 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 | 前歯の茶渋や汚れが取れてトーンアップし、美しい歯になりました。 「歯が綺麗になって嬉しい」と患者様にも喜んでいただきました。 今後も綺麗な状態をキープするために、定期的なメンテナンスでご通院いただく予定です。 |
治療リスク | ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります ・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります |
クリニックより | 歯の表面全体に歯垢や歯石、ステインが付着している場合、1日で完全に除去することは難しく治療にかかる時間や通院回数が増える可能性があります。
そのため、定期的な歯科検診とプロによるクリーニングをおすすめします。 |