治療前
治療後
ご相談内容 |
「上の前歯と奥歯がない。インプラント以外で治療したい」とご相談いただきました。 |
---|---|
カウンセリング・診断結果 |
お口の中を拝見した結果、右上前歯(中切歯/1番)と右上奥歯(第1小臼歯/4番)には歯がありませんでした。 患者様に詳しくお伺いしたところ、「前歯は元々欠損しており、奥歯は歯の根っこが折れて抜歯して以降はずっと歯がないままにしていた」とのことでした。 歯がない状態を放置すると噛みにくいのはもちろん、隣り合う歯が傾いたり動いたりして噛み合わせがずれてしまいお口の中の環境が悪くなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。 これらのリスクを踏まえ、機能性や審美性、健康面から見ても失われている歯を早急に補う必要があると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 |
歯を補いしっかり噛めるように修復する方法として、取り外し式の「部分入れ歯」と、両隣の歯を土台にして被せ物を装着する「ブリッジ」、人工歯根を埋め込む「インプラント」の選択肢があります。 患者様は元々インプラント以外での治療をご希望だったため、インプラントは除外しています。 ノンクラスプデンチャーはプラスチック製で金属のバネを使用していないため、口を開けても金具などは見えず周囲の目も気になりません。また、保険の入れ歯に比べて薄くて軽いため、着け心地も快適です。 まずお口全体の歯型を取り、噛み合わせの位置も詳細に記録して、ノンクラスプデンチャーの製作を技工所に依頼しました。 完成した入れ歯を装着した後は、歯ぐきにしっかり密着しているかや噛めているかを確認しながら、患者様が快適に使用できるよう細部まで丁寧に調整しました。 |
治療回数の目安 | 2回 |
おおよその費用 | 約130,000円 |
術後の経過・現在の様子 |
患者様のお口にぴったりフィットした入れ歯が入り、食事もしっかり噛めています。 現在は入れ歯のメンテナンスや経過観察のために、定期的に来院いただいています。 |
治療リスク |
・着脱式のため、食後の清掃が必要です |
クリニックより |
ノンクラスプデンチャーは、どんな症例にも必ず適応できるわけではありませんので、状況により選択するべき治療法は異なります。 |