治療前
治療後
ご相談内容 | 親御様と一緒にご来院され、「歯並びと噛み合わせが悪く、ご飯が上手く食べられない。呼吸もしにくく、よく頭痛になる」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 患者様は、上下のあごの幅が合っていないためしっかりと噛むことが難しく、下あごをわざと右にずらして奥歯を噛み合わせる癖がついていました。 お顔全体が写るレントゲン写真「セファロ」では、首の骨が変形してストレートネックになっており、気道も狭いことが明らかになりました。 成長期のあごの歪みはお顔の発達にも影響を及ぼし、呼吸機能の異常や頭痛などの全身的な問題も引き起こします。 |
行ったご提案・治療内容 | 噛み合わせの治療を行ってあごを適切な位置に誘導してから、将来的に歯並びを整える治療に移行することをご提案しました。 患者様はあごをずらして食事をすることが普通だと認識していましたが、治療により自然な噛み合わせになることや、頭痛や呼吸のしにくさも改善される可能性を説明し、同意いただきました。 噛み合わせの位置を正しくするためには、歯の高さや形を調整する必要があります。今回は、合成樹脂の仮歯を下の左右奥歯に装着し、調整を重ねながら正常に噛める位置を探っていきました。 |
治療回数の目安 | 約4回 |
おおよその費用 | 約450,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 適切な位置でバランス良く噛めるようになりました。 患者様や親御様にも「食事や呼吸も楽にできるようになり、頭痛も減った」と大変ご満足いただいています。 歯並びのでこぼこを整える矯正治療に関しては、「成人してからやりたい」とご希望いただきました。 |
治療リスク | ・噛み合わせ治療に使用する仮歯は破損や劣化の可能性があるため、必要に応じて新しく作り直すことがあります。 ・仮歯は、基本的に装着部位の永久歯が完全に生え揃うまで使用する必要があります。 ・呼吸の問題や頭痛は噛み合わせ治療で改善する可能性がありますが、同時に医科での診察も受ける必要があります。 |