治療前
治療後
ご相談内容 | 「数ヶ月前、10年以上前に治療した右下奥歯のインプラントがポロッと取れた。新しくインプラントをするか悩んでいる」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、右下の奥歯(第1大臼歯/6番)のインプラントが抜け落ち、欠損していました。
抜け落ちた跡の傷口は治癒が完了していました。 また、右下の一番奥の歯(第2大臼歯/7番)はインプラントが入っていて、左上奥歯には入れ歯が入っていました。 |
行ったご提案・治療内容 | 欠損部を補う方法として、両隣の歯を土台とする「ブリッジ」はインプラントとご自身の歯の組み合わせのため、おすすめしませんでした。
もう一度インプラントを埋入することも可能でしたが、金銭的な心配があるとのことで、金具を使わない入れ歯「ノンクラスプデンチャー」をご選択されました。 入れ歯はノンクラスプデンチャー専用の樹脂「バイオトーン」を使用し、壊れないよう強度をあげるため、舌が触れる側「舌側」は金属でできた「メタルフレーム」にしました。 両隣に歯がありその間が欠損してる「中間欠損」で両隣の歯がしっかりしていたため、入れ歯の安定感が良く、ぴったりと入れることができました。 |
治療回数の目安 | 2回 |
おおよその費用 | 130,000円程度 |
術後の経過・現在の様子 | 安定したノンクラスプデンチャーが入り、物がしっかりと噛めるようになりました。 元々入れ歯を使われていたため、今回も問題なくご使用いただけました。 患者様からは「左上奥の入れ歯よりも噛めるし、白くなって目立たないので気に入っている」と大変ご満足いただけました。 現在入れ歯に問題はなく、定期検診にご通院されています。 |
治療リスク | ・着脱式のため、食後の清掃が必要です ・最初のうちは異物感があり、慣れるまで時間がかかる場合があります ・慣れるまでは、入れ歯の裏側の粘膜に傷ができる場合があります |
クリニックより | 中間欠損で両隣の歯がしっかりしている場合、入れ歯の使用条件が良くなります。 しかし、欠損した箇所の後ろに歯がない「遊離端欠損(ゆうりたんけっそん)」や隣の歯が揺れる場合は、使用条件が変わってきます。 また、入れ歯が快適であっても、餅など粘着性のある食べ物はくっついてしまい、取り外してお手入れすること、歯が生えていた土台の歯茎「顎堤(がくてい)」が痩せた場合は、新しく作り直したり補修が必要といった欠点があります。 |