治療前
治療後
ご相談内容 | 「前歯が気になる。歯がぐらぐらして抜けそう」と、ご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、下の前歯に磨き残しによる細菌の塊「歯垢」が固まった「歯石」の付着が認められ、歯茎に炎症がありました。 特に左下の前歯(中切歯/1番)は、歯を支えている骨が減退する「歯周病」が進行しており、噛む力に耐えられず前方に倒れて動揺していました。 また、レントゲンからは左下の歯(第1小臼歯/4番)の破折が確認され、抜歯が必要だと診断しました。 患者様からは「仕事をしているので、前歯は抜きたくない」とのご希望がありました。 |
行ったご提案・治療内容 | まず、左下の破折している歯の抜歯の必要性をご説明し、同意いただきました。
左下の前歯も動揺があるため残すことは難しい状態でしたが、患者様のご希望に沿い、まずは保険診療内で「歯石除去」を行い、歯茎の炎症を落ち着かせました。 そして、動揺している歯と隣の歯を固定する「暫間固定(ざんかんこてい)」を行いました。 |
治療回数の目安 | 2回 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 | 歯茎の炎症が落ち着き、動揺も治まりました。
今後は、抜歯を前提に、抜いた歯を補うための治療法について相談する予定です。 |
治療リスク | ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります。 ・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です。 ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります。 |
クリニックより | 歯周病が進行してしまうと、抜歯が必要になる場合があります。 歯を残すためにも、定期的なクリニックの受診をお勧めします。 |