治療前
治療後
ご相談内容 | 「以前治療した左下のインプラントがぐらぐらする」とご相談をいただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見すると、左下の奥歯3本(第2小臼歯/5番、第1大臼歯/6番、第2大臼歯/7番)は「インプラント」で治療されていました。
一般的に「インプラント」は、あごの骨に直接埋めるチタン製の人工歯根「インプラント体」、被せ物の「上部構造」、インプラント体と上部構造を繋ぐ土台である「アバットメント」の3つのパーツで構成されています。 奥歯3本のうち、一番奥の歯(第2大臼歯)はインプラント体が破折し、その手前の歯2本はアバットメントと上部構造をつなぐネジ「スクリュー」が折れていました。 一番奥の歯はインプラント体を取り除く必要があり、その後の修復方法のご希望をお伺いしたところ、「入れ歯は避けたい」とのことでした。 また、左下の前歯(第1小臼歯/4番)の被せ物がぴったりフィットしておらず、汚れが溜まりやすい状態でした。 |
行ったご提案・治療内容 | インプラント体が折れていた左下の奥歯は、インプラント体とアバットメント、上部構造のすべてを交換しました。 手前のインプラント2本は20年以上前のものでしたが、まだインプラント体はしっかりと骨にくっついていたため再利用が可能と判断し、アバットメントと上部構造のみ交換することにしました。 上部構造は、壊れにくく見た目が綺麗な素材「ジルコニア」を使って、3本分が連結した被せ物を作製しました。 また、左下の前歯も同じくジルコニアで被せ物を作り直しました。 |
治療期間の目安 | 4ヶ月弱 |
おおよその費用 |
約920,000円程度 <内訳> インプラント手術 約300,000円程度 アバットメント交換 約50,000円程度×2本 ジルコニアの被せ物 約130,000円程度×4本 |
術後の経過・現在の様子 | 奥歯が安定して、しっかり噛めるようになりました。 患者様からも「なんでも食べられるようになって嬉しい」と大変喜んでいただけました。 |
治療リスク | ・インプラントは永久に使えるものではありません。お手入れやメンテナンスを怠ると、さらに寿命が短くなります ・安価な上部構造を選択した場合、問題があればその都度新しくする必要があります |