治療前
治療後
ご相談内容 | 「右上の歯が痛い。昨日は夜も眠れなかった」とご来院されました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、右上の歯(第1小臼歯/4番)の奥側に穴があいている状態でした。 詳しく診てみると、虫歯が歯の神経まで到達し、細菌感染を起こしている「化膿性歯髄炎(かのうせいしずいえん)」でした。 化膿して炎症も激しくなっていたために、痛みが出ていました。 |
行ったご提案・治療内容 | 虫歯になっている歯の神経は細菌感染がひどく、神経の温存は不可能でした。そのため麻酔をして虫歯になっている歯の神経を取り、神経が入っていた管を入念に消毒して、新たな感染を防ぐために詰め物をする治療方法「抜髄根管治療(ばつずいこんかんちりょう)」が必要であることをご説明しました。
また、今回のようなケースでは歯を丸々削って差し歯にする方法が多いですが、見えやすい部分の虫歯であったことと患者様の年齢を考慮し、可能な限り健康な部分を残しながら虫歯を除去するご提案をしました。 その後、目立たない白い樹脂の「CR(コンポジットレジン)」を詰めて修復しました。 |
治療回数の目安 | 4回程度 |
おおよその費用 | 保険診療内 |
術後の経過・現在の様子 | 痛みがなくなり、しっかり噛めるようになりました。 患者様も「色も白くて目立たず、見た目も気にならない」と喜んでいただきました。 現在は根っこの治療をした歯が再び細菌感染を起こさないよう、経過観察中です。 |
治療リスク | CR(コンポジットレジン)は合成樹脂なので、その日に治療できる、白いなど利点があります。 しかし合成樹脂である以上、削れやすい、欠けやすいなどの欠点もあります。 |