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第21回BBO研究会学術大会 ー噛み合わせを整えてボディバランスも整えるー|朝霞市の歯医者ならエスペレ歯科・ホープデンタルクリニック

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第21回BBO研究会学術大会 ー噛み合わせを整えてボディバランスも整えるー

10月5日に第21回BBO研究会学術大会を開催します。
(BBO研究会会員、医療従事者対象)

「BBOによるE-ZONEの考えについて」
山田 敏輔(BBO研究会会長)
山田 敏秀(エスペレ歯科 埼玉県朝霞市)
発表要旨
BBO理論において、E-ZONEが重要なポイントの一つであることはBBOセミナーにおいて聞いたことがあるはずです。E-ZONEとは永久歯列において第二乳臼歯(E)が萌出していた辺り、つまり5番6番間辺りに該当します。このE-ZONEが近年話題に挙がることがあります。ここで改めてBBO理論におけるE-ZONEを解説させて頂きます。

「小児の咬合拳上とトレーナー併用療法の効果」…
楠 公孝(くすのき歯科 長野県長野市)
発表要旨
「最近、子供たちの歯並びが悪くなった」
周りの歯科医師からもよく聞くようになった。気のせいか?それとも、今までも同じ割合で存在していたものに気付かなかっただけか・・・
実際の所はわからないが、少なくともわれわれから見て「正常ではないな」と思われる症例がかなりの数存在する。
世間では、小児期からの歯列不正、咬合異常に対するアプローチに対しては賛否両論あり、結論には至っていない。
BBOではどうか?
BBOでは、咬合異常=不健康ということに留まらず、生まれてから死ぬまで、しいて言えば遺伝子レベルから人間の健康な成長というものに関係する因子に目を向ける。そのため、小児期の歯列不正、咬合異常に対しては、早期のアプローチを推奨し、咬合に留まらず、子供の育つ環境にも目を向け、異常を引き起こす原因を根こそぎ排除する。
とはいえ、小児期治療には様々な困難が伴うことも事実である。成長期であるが故、成長パターンを確実に捉えた治療が必要になるし、ステージごとのアプローチも必要になる。何よりも子供の協力が得られなければ治療は成功しないし、親からのプレッシャーも大きい。できれば関わりたくないところではないだろうか。
私は、BBOを学び始めてからしばらく成人の咬合のみに携わってきたが、行き着くところは子供であった。この人を30年前、40年前・・・に診てあげられていたら。こんな思いを抱くことが多くなり、BBOで実践される小児咬合誘導のノウハウを学び始めた。
現在、拡大床を使用した咬合誘導も実践し始めているが、私は、この場は多くの先生方にBBO療法を身近に感じて頂く場と考えているため、今回は、日常で出会う軽度の歯列不正症例に対して行った、BBOテック(咬合拳上冠)とトレーナー(オーティカインターナショナル)併用療法にて効果を得た数症例をご紹介させて頂く。

「私のなかでのBBO パート2」
小池 文一(小池歯科医院 長野県長野市)
発表要旨
もう何年も前のことですが、この場で「私のなかでのBBO」という演題で発表したことがあります。文字通り「私の日常臨床のなかでのBBO療法」ということでしたが、当時と今とでは手法、目指すところに少し差がでてきているように思います。そのあたりを以下の項目に沿って、症例を交えながらお話したいと思います。
①「かみ合わせ」、「姿勢」はリンクしている?!
②構造的歪みが改善されると元気になる!
③長期症例を通じて知ること。

「BBO療法によって気道と姿勢はなぜ変わるのか」
清水 敦(清水歯科医院顎咬合研究所 埼玉県寄居町)
発表要旨
BBOを学んで20年になります。これまで種々の症例と向き合い、スプリント療法やBiobloc装置による平面の修正を手がけてきました。BBO平面を基準とし、過ぎたるを除し足らざるを補うこの治療による平面の改善は、顎位を変え頭蓋骨の変化を引き起こします。
咬合論では咬合高径とか顎間距離、顆頭位などが話題になりますが、実際にはさらに深く、広範囲に影響があります。では、何が起きているのでしょうか。頭位姿勢の改善では、気道の確保では、どこが変わったのでしょうか。
頭蓋顔面のバランスを観察してきて学んだこと、そして気づいた解剖学的構造論的な変化の様相を、数例の症例を交えて考察します。諸先生方の御批評をお願いいたします。

「健康を維持する姿勢と咬合の役割について」
島 信博(島歯科医院・島全身咬合研究所 富山県婦中町)
日本全身咬合学会 認定医、指導医、理事
発表要旨
昨今健康志向はますます高まっており、関連するに情報がマスコミでも多く取りあげられている。その中で咬み合わせについての話題が以前より目にする機会が増えたように思える。これまで歯科治療の目的が口腔機能、発音、審美の回復であったのが、全身機能の回復にも大きく関与しているとなればなおさらかもしれない。ストレス社会と言われて久しい現代、顎口腔領域に異常を訴えて来院する患者は増加傾向にある。このような患者は咬合や顎位の不調和の他に、姿勢が悪くなっている傾向があり随伴症状として頭痛、肩こり、腰痛、手足のしびれ、そして疲労感など様々な全身症状を呈することが多い。従来歯科領域と考えられてきた咬合異常が全身機能にも関与していると思われる症例がこの研究会でも多数報告されてきている。今回健康を維持するための姿勢、それを支持する咬合の役割を、症例を提示しながら考えてみたい。

「BBO療法と統合医療 vol.4(まとめ)」
西村 仁(西村歯科医院 大阪府岸和田市)
発表要旨
過去3年にわたって発表の機会をお与え頂きました上記演題発表も今回をまとめとさせて頂きます。過去の発表に関してのご質問も頂いておりますので、今回はそれにお答えしながら、当院なりのBBO療法の取り組みなどについても発表させて頂きます。

※歯科医療従事者対象の為、専門用語となっています。

BBO研究会は噛み合わせのバランスを改善することにより、

頭頚部のバランスを改善する、

ボディバランスを改善する、

噛み合わせと身体のバランスの調和を取り戻すことを目的としています。